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[WBS]緊迫のウクライナ!"天然ガスのキーパーソン"直撃 強まる危機感

ワールドビジネスサテライト(WBS)

緊迫するウクライナ情勢の影響でヨーロッパの天然ガス価格の代表的な指標がこの1週間で20%近く上昇しています。

こうした中、ウクライナの国営ガス会社の幹部が1月26日にテレビ東京の単独インタビューに応じ、ロシアによるウクライナへの侵攻の可能性について危機感を強めていると述べました。

緊張高まるウクライナ情勢!アメリカ プーチン大統領への制裁も

こちらはロシア軍が25日に公開した映像。ウクライナとの国境にも近いと見られるロシアの西部地域で訓練を行う様子です。

車に搭載したミサイルの発射訓練を行う様子も伺えます。

一方、ウクライナの首都キエフにはアメリカから送られた銃弾などの軍事支援物資が到着。ロシアからの侵攻に備え、準備が進められています。

こうした中…

アメリカのバイデン大統領。

もしプーチン大統領がウクライナに侵攻したら第2次世界対戦以来の規模の侵攻になる。

世界が変わる。

「プーチン大統領への制裁を考えているか?」

そうだ。

バイデン大統領はロシアがウクライナに侵攻した場合にプーチン大統領自身への制裁を検討すると表明。

さらにアメリカ政府はロシアへの金融制裁に加え、ハイテク商品などの輸出規制を行うなどしてロシア側を改めてけん制しました。

ウクライナをめぐる緊張が高まる中、ウクライナ軍の幹部で政府のサイバーセキュリティ対策を統括する国家特殊通信・情報保護局のユリイ・シチゴリ局長がテレビ東京の単独取材に応じました。

シチゴリ局長はロシアからの武力侵攻の前兆ともされるサイバー攻撃がウクライナ国内で増えているとしながらも、今のところ事態の深刻化は避けられるとの考えを示しました。

ウクライナ軍が西側諸国の支援で十分な備えができているので軍事衝突は避けられるのではないか。

軍の兵士、サイバー部門の分析官としてもそう考えている。

「天然ガス」が事態のカギに…ウクライナ国営会社幹部を直撃

一方、WBSが1月26日に話を聞いた首都キエフに住むある女性は現状に危機感を強めています。

スビトラナ・ザリショツクさん。

キエフが侵攻されるかもしれず不安。不透明で不安定な状況。

ウクライナ侵攻の可能性を低く見ないほうがいい。

一部報道では北京オリンピック後の2月21日ごろではないかとも伝えられている。

スビトラナ・ザリショツクさん、今後のウクライナの命運を左右するある企業の幹部です。

それがウクライナの国営ガス会社「ナフトガス」。

天然ガスの産出量で世界2位のロシア、その多くがウクライナを経由するパイプラインからヨーロッパ各国に届けられ販売されています。ナフトガスもウクライナ領土内でパイプラインの運営などに参加しています。

ヨーロッパは消費量のおよそ4割をこのロシア産の天然ガスに依存しているため、ロシアがウクライナに侵攻し、天然ガスの供給を止めるとヨーロッパやウクライナにとっては深刻な事態となります。

ガスはこれまでもある程度"武器"のような存在だった。

ガスはロシアからウクライナに対して攻撃の1つの手段。

ロシアは過去にもガスを止めたことがある。

さらにザリショツクさんが懸念するのはロシアとドイツをつなぐ新たな海中パイプライン「ノルドストリーム2」の存在です。現在、稼働に向けた承認手続きが行われていますが、このノルドストリーム2はウクライナを通っていません。

もし動き始めたらウクライナのパイプラインは不要になるだろう。

それは侵攻の可能性が高くなる。

ウクライナのパイプラインはある程度安全の保障となっている。

ガスの供給を武器にするロシア。

これに対してアメリカのバイデン政権は25日、中東などの天然ガスの生産国にロシアがガスの供給を止めた場合に不足分の供給を求める競技を開始したと発表しました。

ヨーロッパにとってアキレス腱ともいえるロシアの天然ガス。

プーチン大統領が気に入らないことがあればガス供給を圧力として悪用することができる。

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