株式会社玉林園
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儲かる地元アイスを求めてやって来たのは和歌山県和歌山市。

まずは和歌山県民の皆さんに好きなアイスは何か聞いてみると…

爽、アイスの実、グリーンソフト。

スーパーカップ、ピノの抹茶、グリーンソフト。

雪見だいふく、爽、グリーンソフト。

グリーンソフト
お馴染みの有名アイスの名前に混じってなぜか皆さん口にするのが「グリーンソフト」。

グリーンソフトってなんだ?
確認のため、和歌山市内のスーパーのアイス売り場を覗いてみると…

ありました!大量のグリーンソフト。

しかも、のぼり付きの専用コーナー。

他のメーカーのアイスは1種類、せいぜい50個ぐらいしか並んでいないのに対し、グリーンソフトはなんと600個大量に置かれています。


1番店で売れ筋のアイス。

これはまさに地元アイス!

そんなグリーンソフトの袋を開けてみると、なにやらカップでフタがされたコーンが…

フタを開けてみると、ん!?抹茶アイス。

そう、グリーンソフトは抹茶ソフトクリームなんです。

このグリーンソフト、年間販売数はおよそ200万個。

なぜそんなに売れているのか?

和歌山市内にある本社に行ってみると…

「お茶屋さんなんですね。」

こちら、アイス屋さんではなく江戸時代創業というお茶の専門店「玉林園」。

和歌山の地元アイス、グリーンソフトはお茶屋さんが作る抹茶ソフトなんです。、

「儲かってますか?」

がっつり儲かってます。

がっつりと答えてくれたのは玉林園の林和宏社長。

「お茶屋さんなのに、どうしてアイスを作ろうと?」

夏はどうしても麦茶しか売れないもんですから、先代が大変苦労しまして。

61年前、、あまりにも茶葉が売れず苦労していた先代の林巳三彦社長が、ある時海外では抹茶にミルクを入れて飲んでいると耳にした。


そこで、これはいけるかもと思って作ったのがグリーンソフト!

抹茶を入れてソフトクリームにしたのが玉林園が世界で初めて。

いまでは全国的にお馴染みの抹茶アイス。

社長曰く、世界で初めて作ったのは和歌山の玉林園なんです。

そんなグリーンソフトですが、お茶屋さんが作る抹茶アイスとあってグリーンソフトの1番のウリはお茶が本格的!

お茶屋としては抹茶を扱うからには石臼で挽く。

多くのメーカーがお茶を大量に素早く作るために粉砕機を使用するのですが、グリーンソフトは昔ながらの抹茶づくりに欠かせない石臼を使用。


石臼のほうが粒子が細かくなるので舌触りがなめらかに。

ただし、
石臼で挽くと1時間でわずかな量しか挽けない。

1,000台の石臼で毎日抹茶を挽いている。

まさにお茶屋さんならではのこだわり!

そして、このグリーンソフトが和歌山中に広まったのには先代が52年前に考えたある作戦がありました。


グリーンソフトのこどもの日にプレゼントする引換券です。

こどもの日にグリーンソフトがもらえる引換券をどっさり配るという作戦。

しかも、その配り先は和歌山市中の100を超える幼稚園や保育園。なんとこれを今も毎年やっている。

緑色ソフトが幼稚園作戦で大人気
「何枚ぐらい配る?」

1万5,000枚くらい。

実際に幼稚園に行って引換券を見せてみると…

「これ知ってる?」

あ!グリーンソフトの券!

グリーンソフトのプレゼント。

グリーンソフトの券!

そして、どちらがソフトクリームか聞いてみると…

「どっちがソフトクリーム?」

こっち。

「白じゃないの?」

白じゃない!

こっち。

こっち。

さらにアイスの絵を描いてとお願いすると…

アイスを描いてる。

アイスは全部緑!

和歌山の子はソフトクリームが緑だと思って育つ。

違和感なくグリーンだと思っている。

このグリーンソフト幼稚園児刷り込み作戦は見事成功!

その結果、
お子さんが欲しいと言うと必ず親御さんがついてくる。

ついで買いが…

まずいですね。ははは。

グリーンソフトは子どもに寄り添ってがっちり!

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