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[WBS]独自検証「街角景気」!クリスマスに向け街包む希望の光[森ビル株式会社]

2021年11月9日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

求人情報誌、パチンコ店、そしてコンビニの店員さん、タクシーの運転手など景気に敏感な方々から実感を聞く景気ウォッチャー調査が発表されました。

現状の景気の実感を示す指数がどうなったかというと前の月から大幅に上昇して、景気が良し悪しを判断する50を超えて55.5ポイントとなりました。これは7年9ヵ月ぶりの高い水準で、景気が上向いたと感じる人が多かったことになります。

この景気の実感について番組でも独自に検証しました。

森ビル株式会社

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午後5時半、六本木にあるけやき坂が光りに包まれました。

たまたま通ったらきれいだった。

すごくいい、東京タワーも見えるし。

街が明るくなって気分が晴れやかになる。

去年は緊急事態宣言の影響で点灯時間を短くせざるを得ませんでしたが、今年は例年通りの時間でイルミネーションを点灯します。

森ビルのタウンマネジメント事業部、村岡真哉さん。

少しずつ外に出ようという雰囲気はかなり街の中の空気として感じている。

できる範囲で少し楽しむ傾向が出てきた。

新型コロナウイルスの感染状況が落ち着く中、少しずつ街に賑わいが戻ってきたようです。

景気回復は数字の上でも。

内閣府が全国のさまざまな業種、およそ2,000人の景気ウォッチャーを調査した結果でも景気実感は2ヵ月連続で上昇しています。

北海道の酒店。

客先の飲食店では1人のお客様が1回で10万円以上使うのも珍しいことではない。

東京都の生花店。

この2年間はお祝いの花が本当に出なかったが、やっと10月の終わりごろから出るようになってきた。

企業の中では全日空が年末年始の国内線の便数をコロナ禍前の水準の98%に戻すことを発表するなど需要回復をにらんだ動きも出てきています。

WBSも街の景気をウォッチするため東京・下町の商店街「キラキラ橘商店街」を訪れてみると意外な声が…

惣菜店の店主。

最近ちょっとテイクアウトが減ったなというのはある。

やっぱり飲食店が開いたから。

そういった意味では売り上げは下がっている。

こちらの惣菜店では飲食店の時短営業などが解除され、外食の需要が増えたため売れ行きは鈍っているといいます。

さらに懸念されるのは…

食用油ですね、一斗缶が300円の値上げ。

企業努力で頑張ってきたがさらに600円上がって。

それじゃ止まらなくて2,500円上がった。

およそ半年で食用油が倍の値段に。仕方なく10月から多くの惣菜を10円値上げしました。

原材料の値上がりはたこ焼き店でも。

たこ焼き店の店主。

タコが1キロ200円、11月から上がった。

小麦粉は19%、12月20日から上がる。

ショックです。

続いては都内の家電量販店「ビックカメラ有楽町店」。

売り場を覗くと意外なコーナーが人気を集めていました。お客様が試していたのは双眼鏡。

スポーツ観戦用。これから増えてくると思って見に来た。

緊急事態宣言の解除やイベントの入場制限の緩和などの影響で先月の双眼鏡の売り上げは去年の2倍に。

売り場ではこうした需要を取り込もうとこんな工夫も。

「上にあるこれは?」

ビックカメラ有楽町店の酒井結衣さん。

実際にどの会場で使用するかをヒアリングした上で双眼鏡をおすすめしている。

近隣のコンサート会場の座席表が貼られています。店員はこれを見ながらお客様の座席とステージの距離に適した倍率の商品を勧めているといいます。

双眼鏡の売り上げはコロナ前の水準まで戻ってきている。

これから年末年始ということもあり、イベントも増えてくるので需要は増える。

さらに運動会などの行事の再開に伴い、高性能な動画撮影機能を売りにしたカメラの売り上げも好調だといいます。

明るい兆しが見えてきた家電量販店。しかし、今回の景気ウォッチャー調査ではこんな懸念も…

近畿の家電量販店。

半導体不足とロックダウンの影響で商品の入荷が安定せず売り上げが伸びない。

世界的な半導体不足や原油高の影響が今後どう響くか不安要素も残ります。

一方で景気に左右されやすいタクシー業界。

景気ウォッチャー調査で四国のドライバーは…

週末の夜には人手が増加。お遍路のお客様の仕事も少し入ってきて以前よりは状況は良くなっている。

タクシー業界に客足は戻って来ているのか、都内で270台のタクシーを保有する東京エムケイ。

営業所を訪ねると、社員に対し業績などを報告するミーティングが行われていました。

9月末の緊急事態宣言後、週を追うごとに数%伸びてきている。

飲食店の規制が緩和されて乗車件数も順調に伸びてきている。

深夜10時から明け方5時までの間、銀座の乗り場で取ったデータによると緊急事態宣言中の9月の乗車件数は1,826件。

解除された10月は9月より5割増加しました。

東京エムケイ汐留営業所の今井宏明所長。

だいぶ忙しさは戻ってきているが本来の忙しさではない。

コロナ禍以前の売り上げと比較するとまだ2割減少。

実際、街でドライバーに話を聞くと客足が戻った実感は少ないといいます。

解除されても大きな変化はない。

昼間の営業マンは利用してくれるが、飲んでからはほとんど増えていない。

パットしない。だいぶ先になるのではないか、落ち着くまで。

景気の上向きを実感しつつも不安を抱える各業界。

実際、楽観視できないデータも。東京商工リサーチが11月9日に発表した10月の全国の企業倒産件数は525件。10月としては32年ぶりの低水準となりました。しかし、コロナ関連では159件で月間最多を更新しています。

東京商工リサーチの情報部、松永伸也部長。

景気が良くて倒産が減っているのとは違うのがミソだと思う。

コロナ禍の実質無利子無担保の融資制度によってお金を借りやすくなったもののコロナの長期化で倒産してしまうケースが出てきているといいます。

今まで借り入れをいっぱい抱えている会社が多い。

事業が本格的に稼働すると一番必要とされるのは運転資金。

金融機関がお金を出してくれるかが課題。

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