[WBS] ワールド13年ぶり再上場!なぜ今?市場の反応は?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

婦人服「UNTITLED」などで知られるアパレル大手のワールドが9月28日に13年ぶりに東証一部に再上場しました。

中長期的な成長力をつけると2005年にある方法を使い上場を廃止したのですが、この10年で100社以上が同じように株式市場から撤退をしています。

ワールドのような再上場は今後も増えるといわれていますが、この方法は企業再生の主流となるのでしょうか?

株式会社ワールド

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ワールドの上山健二社長、

東京証券取引市場に13年ぶりに再上場させていただきました。

婦人服「UNTITLED」や「TAKEO KIKUCHI」など幅広いブランドを持つワールド。

2005年、当時の寺井秀蔵社長は、

行き過ぎた株主中心の経営から従業員や取引先中心の経営を目指す。

2005年、MBO(経営陣が参加する買収)で上場を廃止しました。

しかしその後は大量出店やブランドの乱立などで経営が悪化。

2015年に現在の上山社長が就任。

ブランド廃止や店舗の縮小などのリストラを実施し経営を再建してきました。

笑顔で鐘を叩いていた寺井会長。

上場を廃止した時には再上場の可能性はないとしていました。

ただ、

強烈に株価を意識した経営をしていきたい。

今回、ワールドが再上場を決めたのはアパレル業界を取り巻く状況が大きく変わったためです。

ユニクロやH&Mといったファストファッションが急速に普及、ZOZOTOWNやアマゾンなどのネット通販にも押され売上高は減少傾向が続いています。

上場で調達した資金で新たな成長を模索する考えですが・・・

佐藤美樹記者、

公開価格の2,900円を下回り、終値は2,680円で取引を終えました。

これに対しては、

投資家の厳しい評価と厳粛に受け止めている。

今回の再上場でワールドの時価総額はおよそ970億円に。

上場で調達した資金のうち、デジタル分野に100億円。M&Aに200億円を投じる計画です。

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新たな戦略の1つが東京・渋谷の路面にあるラグタグ。

木目を使ったオシャレな内装で一見セレクトショップのようですが・・・

ラグタグ渋谷店の武藤洋平店長、

当店はブランドのユーズド(中古)の洋服やバッグを扱っている会社です。

店内に並んでいる服はすべて古着。

個性的なデザインで質の高い商品を数多く取り揃えていて、ディスプレイにもこだわっています。

4万円ほどのブランドバッグも1万2,300円で販売。

憧れのブランドを手軽に使いたいというお客様がここ数年増えているといいます。

ファストファッションの流入で安い物を多くという方が一時期増えたが、ここ数年いいものをできるだけ安くというお客様が非常に増えていて、この店にも来る方が増えている。

ワールドは新品にこだわらないなど消費者の趣向の変化に着目。

今年4月、ラグタグをを運営する「ティンパンアレイ」を買収し、リユース市場に参入。

ビジネスの裾野を広げる狙いです。

ビジネスの多角化

こうした新興企業への投資や、企業からの生産・販売・受注などを通じて従来型のアパレル事業だけに頼らず、収益構造を多角化する考えです。

企画開発から販売までプラットフォーム化している会社はない。

業界改変が少なからず起きると思っているので。

ワールドのプラットフォームを使ってもらえるチャンスがきている。

MBO

一度上場を廃止したことで株主の声を遮断し、事業構想の転換を進めてきたワールド。

MBOには企業の経営基盤を強くできるメリットがある一方、再上場するには取引所による厳格な審査が待ち受けています。

東京証券取引所の上場制度に対して意見を述べる市民機関のメンバー、大崎貞和氏は、

一部の株主がTOBの価格に不満を持って訴訟になったケースもある。

そうしたことを含め過去にどういったことがあったか慎重に見極める必要がある。

上場を廃止するために行われるのがTOB(株式公開買い付け)。

価格を設定して一般の株主からすべての株を買い取ることです。

2006年当時、焼肉店の牛角を運営するレックスは1株23万円でTOBを実施。

しかし株主から「意図的かつ不当に低く価格を決めた」として訴訟を起こされました。

株主の利益を無視したMBOは再上場への道のりが遠くなるといいます。

東証によれば2016年までの10年間でMBOを行った企業の数は100社以上に上ります。

旧すかいらーくやあきんどスシローなど再上場企業が増える中、今後の動きについては、

少なくとも今、投資家が日本株に関心を持っているのは間違いない。

MBOがたくさん出たということを踏まえて今後再上場が増えるだろう。

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