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[がっちりマンデー]急増!「地元調味料」!(2)[ヤマトフーズ株式会社]

急増!「地元調味料」!

ヤマトフーズ株式会社

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続いてやって来たのは広島県広島市。

住宅街にオフィスを構えるヤマトフーズ。

茶色いジャケットが素敵なこちらは社長の串山敬太さん。

どんな地元調味料を作っているんですか?

うちの主力商品でありますレモスコっていう商品。

レモスコ?

名前も瓶の形もあの超ロングセラー商品っぽいんですけど…

「タバスコのパクリではない?」

ではないです。

こちらもレモスコは唐辛子にレモンを合わせたそうなんですが、唐辛子の辛さにレモンの酸味がアクセントとなって唐揚げやピザなどの相性が抜群!

その味は、

合う!レモンの美味しい酸味がきて、その後にピリッてくる感じ。

広島のみなさんに聞いてみますと…

「レモスコ知ってます?」

はい。

「食べたことあります?」

使ってます。

レモスコは知ってます。

知らない人はいないと思います。

いまや広島ではかなりの知名度。

渕山さん、レモスコってどのくらい急増しているんですか?

発売して今年で10年になるんですけど、10年間で約10倍になっております。

2010年の発売開始から順調に売上を伸ばし続け昨年では10倍以上のおよそ52万本を販売。確かに急増している。

右肩上がりの人気のヒミツはその作り方にあるってことで山口県熊毛郡にあるレモスコの製造工場へ。

こちらがレモスコを作っている機械になります。

まずはこちらの撹拌機に青唐辛子、塩、お酢、そして大量のレモンの果汁を投入。

すべての材料を入れたらおよそ1時間混ぜ合わせるのですが、ここからレモスコの味を左右する大事な作業が。

味見お願いしま~す。

3人のスタッフが何やら始めた様子。小声で何か話していますがこれは一体何を?

官能検査です。

実はレモスコ、最終的な味のチェックは必ず3人の職人さんが舌で舐めることで行っている。

辛さ自体は数値化できないので3人で実際に味見をして辛さの確認をしております。

なんと味の要素である酸っぱさや甘さはその成分の量をセンサーで計れるらしいのですが辛さだけは味ではなく痛さなので機械では計れない。

そのため必ず人の舌でその度合をチェックしなければならないとのこと。

職人の福地さんによると酸味が4、辛さが3の割合がレモスコが最も美味しくなるバランスなんですって。

しかし、いまでこそ急増しているレモスコですが発売当初は全くといっていいほど売れなかったそう。

ところがある意外な場所で突然売れ始めたのがレモスコ急増のきっかけとなります。

小谷SAってところがありまして、そこは力入れて営業行きましたね。

小谷サービスエリアとは広島県の東に位置する山陽自動車道のサービスエリアなのですが、なぜここでレモスコが急に売れ始めたのか?

お客様に聞いてみると…

出張で広島に来ていて、今から東京に帰るところです。

北海道の札幌からですね。

休憩がてらにお土産でも買おうかなと。

この小谷サービスエリア、広島の市街地から広島空港に向かうお客様が帰りにお土産を買っていく人気スポット。

その人たちに広島っぽくて、しかもコンパクトで持ち帰りやすいレモスコがウケた!

これはいけるぞと思った渕山さん、さらにお土産としてアピーすべく、パッケージには広島の牡蠣に、そしてお好み焼きにあうけんのぉ~と猛プッシュ。

こうした地元広島食材の横に並ぼうとする戦略が身を結び今や県内の人気お好み焼き店にもレモスコを導入することに。

全国の有名スーパーなどでも販売され10年間で売り上げは10倍に急増!

関連商品の年間売上げはおよそ2億円と見事に儲かり調味料の仲間入りを果たしたのです。

ヤマトフーズはレモスコでがっちり!

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