
株式会社富澤商店
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二子玉川にある玉川高島屋の地下1階、食料品フロアにある富澤商店。
パッと見は普通の商品スーパーって感じですが何がマニアックなのか?
棚には粉しか並んでいない。別の棚には同じにしか見えない小豆がいっぱい。さらに別の棚にはチョコレートの袋に入ったものが並んでいます。
ここは何のお店ですか?
株式会社富澤商店店舗運営部の佐治元幸さん、
お菓子やパンの材料を売っているお店。
富澤商店はお菓子やパンの材料を売っているお店。しかも、
プロの方が使っている材料を小分けして、一般の方にも使えるというコンセプトの店になっています。
このお店、元々は街の和洋菓子店やパン屋に食材を卸していた。その食材を小分けにして一般の方でも買えるスーパーを作っちゃったってことなんです。
お店に並んでいる小麦粉はお菓子に向いている薄力粉やパンに使うと美味しく焼ける強力粉、すいとんやお好み焼きに合う中力粉など軽く100種類以上を取り揃えているっていうからハンパありません。
「ゆきちから」と「ゆめちから」では焼き上げた後の食感が微妙に違うそうです。
他にもお菓子のトッピングなどに使うナッツ類が90種類以上。チョコレートは基本溶かして使うタイプを70種類も揃えています。
お客様がひとつ試してみて違う味も試したいというときに普通のスーパーだとないんですね。我々だったら何個もありますよと、そこが我々の一番の強みです。
これでもか、と種類を増やすことで「ここに来たら必ずお目当てのものが見つかりますよ!」とお客様にアピールできるわけです。
食材だけでなくクッキーを焼く時の型枠もたくさんあって、クマだけで5種類。
普通のスーパーは売れ筋の商品だけを集めて老若男女、幅広い世代の人がターゲット。対して富澤商店のターゲットは手作り派の主婦のみと絞り込んでメッチャクチャ深い。
お客様は、
普通のスーパーで買った粉とは全然違います。
「種類多すぎません?」
パンによってはいろいろ違う粉で作ったほうがいいので、
「そういうものなんですか?」
そういうものです!
ですよね。失礼いたしました。
富澤商店の一番の問題
でも、これだけ種類が多いと「一個も売れていません」なんて商品も出てくるような…。
もちろん売れないっていうものもあります。
それって大丈夫ですか?
業務用で売れるルートがあるので。小売りでは少なくても大丈夫という形になります。
元々は街のお菓子屋さんとかパン屋さんに卸す食材をまとめて大量に仕入れたもの。仕入れ単価も抑えられるから、それを小分けしたものが店頭で売れなくてもたいした問題にならないそうです。
それよりも富澤商店にとって一番の問題は手作りにこだわるお客様がこの先減ってしまうかもしれない!
という訳でお店で定期的に行われているのが、
牛乳が入っているので、あんまりこねすぎてしまうと締まった生地になってしまうので。
お菓子の調理教室。もちろん無料で、この日はレモンティーブレッド、紅茶味のパンを作ります。お客さんも真剣そのものです。
勉強になります。すべてに関して。とってもいいお教室なのでありがたいと思ってます。
大絶賛でございます。
お店の富澤クッキングスタジオ担当の丸山朝子と齊藤弘美さんも、
手作りの楽しさを覚えていただく。富澤商店の品物を買っていただいて手作り派を増やしていくのがここの目的です。
ということなんですね。
富澤商店はいま、「TOMIZ(トミーズ)」と店名を変えながら全国に65店舗を展開中。
その年間売上はここのところずっと右肩上がりで114億円。
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