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[WBS] 生鮮食品をその日のうちに…「近所の人」がスーパーの買い物代行!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

生鮮食品を注文当日に自宅に届けてくれるネットスーパーは最近ではかなり身近な存在になってきましたが、いま人手不足などの影響で当日配達分の枠がすぐに埋まってしまい利用が制限されてしまうという課題があります。

痛みやすい生鮮食品をその日のうちにどう届けるのか?

さまざまなサービスが始まっています。

株式会社ライフコーポレーション

[blogcard url="http://www.lifecorp.jp/"]

大都市圏でおよそ260軒を展開するスーパーマーケット「ライフ」。

ライフでは7年前にネットスーパーのサービスを開始。

ただ利用者が徐々に増えている裏で配送の人手不足が問題になっているといいます。

金原正史さん、

都市部ではネットで注文するニーズが非常に高くて、スーパー側では場所、人の確保が難しくなっている。

ダブルフロンティア株式会社

[blogcard url="http://wfrontier.jp/"]

そこでライフは9月に買い物代行サービス「Twidy(ツイディ)」お展開する企業と提携しました。

買い物をして欲しい人と買い物に行ける人をマッチングするサービスで、パソコンやスマホで商品を注文すると時間が空いている近所の人が代わりに買い物をしてくれます。

当初は新聞販売店のデリバリースタッフが配送を担当。

新聞配達の空き時間を活用し、指定の時間に商品を届けます。

都内で働きながら子育てをしている上村真貴子さんは、

買い物の時間はすごく難しいので普段は土日になってしまう。

生鮮食品もその日にあると新しいものが食べられる。

ツイディは今後、配送するスタッフを一般の人にも広げていきたい考えです。

ツイディを運営するダブルフロンティアの八木橋裕社長は、

地元で遠くから買うのではなく、スーパーには毎日商品が来ているので、そこで買おうと。

ドライバー不足を解決する策の一つとなっている。

クックパッド株式会社

[blogcard url="https://cookpad.com/"]

一方、自分たちで配達手段を確保するのが難しい町の商店にもネットスーパー参入の機会を提供する動きが。

レシピ投稿サイトを運営するクックパッドが9月下旬から始めるネットスーパー「クックパッドマート」です。

利用者が使うのはスマホのアプリ。

配達地域ごとに決められた店で注文することができ、クックパッドに掲載されたレシピから必要な食材を買うこともできます。

クックパッドから委託された配送業者が各店舗を回って商品を集めます。

店には配送の負担がなく売上に応じた手数料を払うだけです。

精肉柳家の柳晃正代表は、

やりやすい形でベースを変えずにやってもらっているので、うちとしてはすごくやりやすい。

利用者の家に届けるのではなく酒の専門店やドラッグストアなどの一角にクックパッドが専用の棚を設置し、そこに商品を届ける置き配にしました。

集荷や配達のルートを絞ることで配送コストを縮小しました。

このため利用者は送料無料で商品を一つから購入できます。

まずは東京の目黒、渋谷、世田谷の三区の一部で始め、2019年以降に都内の他の区や神奈川県への拡大を目指します。

買い物事業部の福崎康平部長は、

スーパーに行っていると同じような日常的に使えるサービスを目指している。

店側も1日数千円の食材が売れるのであれば気軽に販売店として参加できるので参入しやすいのではないかと考えている。

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