
福島県産の食品です。台湾は2月8日に原発事故以来停止していた福島県など5つの県の食品の輸入を再開すると発表しました。

台湾 福島県食品輸入再開へ!背景にある狙いとは…?
東京・日本橋。

西崎悠河記者。
こちら福島県のアンテナショップ「日本橋ふくしま館」ですが、店の入口入ってすぐのコーナーに福島県産の食品がずらりと並んでいます。

並んでいたのは福島県の果物や水産物。
日本橋ふくしま館の小山勉館長。
福島県の売りはフルーツや新鮮な農産物。

食品だけで店の売り上げの9割くらいになる。

こうした福島産の食品は海外にも多く輸出されてきました。
しかし、2011年、東京電力福島第一原発の事故をきっかけに多くの国が輸入を停止。一時は取引がほとんどなくなりましたが、ここ数年は輸入規制を緩和する国が相次ぎ、輸出量は過去最大の水準となっていました。


台湾はいまは輸入を停止している4つの国と地域のひとつでしたが、2月8日に一部を除き放射性物質検査報告書の添付などを条件に輸入を再開すると発表しました。

今回の発表を心待ちにしていた人がいます。

古山果樹園の古山浩司代表。
生産者としては本当にうれしいの一言に限る。

「当分は無理」と現地では何人にも言われた。

福島県の桃農家、古山さん。かつて主要な輸出先のひとつだった台湾が輸入規制を撤廃するよう自ら台湾の業者にかけ合ってきたといいます。

輸入解禁はチャンスかなと思う。福島のものを食べてもらえるようになって、生産者としてやっと止まっていた時が流れ出して前に進めるかなと。

台湾が輸入解禁を決めた背景には何があるのでしょうか。
台湾の蔡英文総統。
食の安全を前提にTPPなどへの加盟を推進させよう。

台湾や中国が加盟を目指すTPP(環太平洋経済連携協定)。

そのTPPのルールでは輸入規制には科学的根拠が必要とされていて、台湾は規制を緩和することで加盟に向けた日本の支援を取り付けたい考えです。

2月8日、台湾の蔡総統は日本語でTwitterを更新。
台湾と日本は経済貿易を含む、あらゆる意味において重要なパートナーです。
