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[WBS][NEXT STAGE コロナとの戦い]”重症者”遠隔で見守る新技術[株式会社T-ICU]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

深刻さを増しているのが重傷者の数です。

北海道、東京都、大阪府ではいずれも高い水準で推移していて、なかでも大阪府は12月10日も過去最多を更新しました。

重傷者の治療にあたる看護師の負担が重くなる中、今その解消に向けた新たな取り組みも動き出しています。

株式会社T-ICU

遠隔医療・遠隔集中治療 | 兵庫県芦屋市 | 株式会社T-ICU
株式会社T-ICUは Doctor to Doctor の診療サポートを遠隔から行う集中治療専門医チームです。遠隔医療を通して、地域・施設・時間に関係なく質の高い集中治療を提供できる環境作りをサポートし、医師・看護師らの働き方改革にも貢献します。

12月10日、東京駅前で始まったライトアップ。テーマは「感謝と励まし」。

光り輝く白鳥のオブジェには医療従事者への感謝の言葉が英語でデザインされています。

今、全国で深刻さを増している医療のひっ迫。

神戸市にある神戸市立医療センター中央市民病院は新型コロナウイルスの重傷者を主に受け入れる兵庫県の基幹病院の一つ。

前月、コロナ患者専用の臨時病棟が新設されました。

こちらの臨時病棟では36床あるうち14床が重症者用の病床ですが、現時点で13床が埋まっている現状です。

今日も陽性者と思われる患者が運び込まれていました。

少しでも現場の負担を軽くしたいと集中治療室(ICU)に新たに導入したものがあります。

医師や看護師が集まるナースステーションに設置されたこちらのモニター、ICU内の重症患者を遠隔でモニタリングするシステムです。

T-ICUの中西智之社長、

それぞれのベットの方にカメラを設置している。

患者の全体像が見られるので治療上、トラブルが起きていないかなどベッドサイドに行くのと同じぐらいの情報が得られる。

このシステムの開発に携わった医療ベンチャー、T-ICUの中西社長は自身も現役のICU専門医です。

ICUには高性能カメラが設置されていて、その数14台。すべての患者をモニタリングすることができます。

また心拍数や血圧などを計測する機器とカメラを連動させることで離れた場所にいても患者の体の状態を示す数値を正確に把握できるといいます。

24時間体制の観察が人手不足や医療現場の負担の一因となっている中、遠隔システムで一定の効率化が期待できると話します。

人工呼吸器やエクモがつくと1人の患者にナースが1~2人必要。

すると全体を見渡せるナースがいなくなる。

ICUは患者が重症なので長い間、目が届かない状態はよくない。

そういうことも改善できる。

さらに感染防止のため患者と接する度に防護服の着用が必要となりますが、遠隔モニタリングシステムを活用すれば接触の頻度を減らす事ができます。

神戸市長もこの状況に危機感を募らせます。

神戸市の久元喜造市長、

重症患者に対応する人たちは難しい医療をするので、そのストレスをできるだけ少なくする。

神戸市として必要な人的支援、財政支援をしていかなければ。

このシステムは今後、京都や沖縄の病院でも導入が予定されています。

これで看護師が集まるとは言えないが一助になれば。

北須磨訪問看護リハビリセンター

北須磨訪問看護リハビリセンター
神戸市須磨区にある北須磨訪問看護・リハビリセンターは、訪問看護・訪問リハビリ・居宅介護支援でみなさまの暮らしをサポートします。

業務の負担を減らす取り組みもある一方で看護師は見えない負担を抱えています。

ある看護師が見せてくれたのは・・・

亡くなった時も面会できず、触れることができず病棟の入り口のドアの窓越しに見送る。つらくて泣いていた。

家族は、面会できなかったせいで悪くなったのではないか?

綴られているのは藤田愛さんが看護師たちから聞き取った声に出せない看護師の叫びです。

こうした実態を近く発表する予定の藤田さん。自身も看護師歴およそ20年のベテランです。

その藤田さんが所長を務めているのが訪問看護を専門とする医療センター「北須磨訪問看護・リハビリセンター」。

新型コロナの感染が拡大した4月以降、在宅医療を選択する患者が倍増したといいます。

そのワケは、

面会制限。

もともと入院予定だったり、緩和ケア病棟で過ごすと決めた人たちが「会えないならもう1日一緒にいたい」と。

最期まで家で過ごす人が去年の倍くらい増えた。

患者の在宅ニーズが増える一方で看護師たちにとって増えるのが感染リスク。

どの人がコロナでもおかしくない前提で装備をしている。

患者の自宅は病院ほど感染対策が施されていない場合が多く、リスクとは常に隣り合わせです。

訪問看護師の佃幸子さん。

訪ねたのは70代の神経系の難病を抱える男性です。佃さんは週に3回通ってたんの吸引やチューブを通じた栄養分の注入など看護を続けています。

患者の家族は、

助かっている。在宅で診るには訪問看護はなくてはならない。

病院にはいけないので本当に助けていただいている。

2メートル離れて風呂介助できないし。

訪問看護でソーシャルディスタンスはとれない。

増える訪問業務と感染リスク。所長の藤田さんはこう話します。

訪問介護の初動を早くする。悪化させないのは利用者の願いでもあり、これ以上病床を圧迫したくない病院への思いもある。

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