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[WBS] 急成長の「アマゾンキラー」!北米発ショッピファイとは!?[Shopify Japan株式会社]

2020年2月7日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

アマゾンや楽天などネットショッピングの際に利用する人は多いかと思いますが…

実はいま「アマゾンキラー」と呼ばれる企業が注目を集めています。

一体どんな会社なのでしょうか?

通販サイト

街で聞きました「どんな通販サイトを使っていますか?」。

だいたい楽天。

アマゾンとかはオススメが出てきたり、いろいろと楽。

やはり多かったのはアマゾンや楽天。

一方でこんな声も、

アマゾンより自社サイトの方が安い場合はそっちで買う。

自社サイトはDVDと本が2~3冊。アマゾンはクリアファイルだけ。

自社サイトはそういう特典がついていたりする。

大手サイトだと偽物があるとうわさを聞いたことがある。

大手通販サイトではなく自社サイト、つまり企業や店などのホームページから直接購入するという人たちもいました。

実はいま自社のホームページで直接販売する企業が増えているのです。

Allbirds(オールバーズ)

[blogcard url="https://www.allbirds.jp/"]

先月、日本に初上陸したシューズメーカー「オールバーズ」。

去年、アメリカでこんな騒動がありました。

オールバーズのエリック・ハスケル国際責任者、

アマゾンはわれわれのデザインを多く借りた靴を作った。

オールバーズは自社の人気商品とよく似た靴をアマゾンが自社ブランドで売っていると主張。

しかも価格は半額以下。

アマゾン側はこれは「デザインを盗んだものではない」と主張。

こうした騒動などもありオールバーズは自社サイトでの販売の方がブランドイメージを築きやすいと考えたのです。

しかし、自社サイトでの販売は決済や商品の発送なども全て自社で行う必要があるなど手間がかかります。

そこで利用を決めたのは、

4月からショッピファイで全ての電子商取引をする。

Shopify Japan株式会社

[blogcard url="https://www.shopify.jp/"]

ショッピファイとはカナダの企業が展開するサービス。

2006年に小さな会社や個人でも手軽にネット通販が始められるように自社サイトづくりの支援を始めました。

その後、パートナーと呼ばれる企業との連携で決済機能を強化するなどして急成長。

カナダとニューヨークで株式を上場し、現在は175ヵ国で100万以上の会社が利用しているといいます。

日本でも2年前に事業を始め、ゴーゴーカレーなどすでに数千社が利用しています。

利用料は月々29ドル、およそ3,000円から。

在庫管理や発送はショッピファイと提携するパートナー企業が請け負ってくれます。

トランスコスモスのECダイレクトセールス本部、政岡啓介さん、

4月からこちらのスペースを使うためショッピファイ用に構築を進めている。

IT関連企業のトランスコスモスもショッピファイのパートナー企業のひとつです。

現在所有している物流施設を1.3倍に拡大、ショッピファイと契約する店舗、500軒分の在庫管理や発送を請け負います。

トランスコスモス技術研究所の開発責任者、下田昌平さん、

Eコマースは新たな事業の柱だが、ショッピファイを活用してさらにつくり上げる。

日本でも徐々に存在感を増すショッピファイ。

日本法人のトップがWBSのインタビューに応じました。

ショッピファイ日本法人のマーク・ワング社長、

アマゾンのように顧客のデータを吸い上げる場では企業は自分たちのブランドイメージを築きにくい。

企業は他の選択肢がないか探していた。それがショッピファイのチャンスになった。

自分たちの強みを生かし、日本市場での成長に自信を見せます。

日本はブランドを重視して価格にばかり流されない。

ショッピファイにとって理想的な市場で北米に次ぐ市場になるかもしれない。

SYRINX

[blogcard url="https://syrinx.audio/"]

実際にショッピファイを利用する会社を訪ねました。

ネット販売を専業とする革小物のブランド「SYRINX(シュリンクス)」。

1枚の革で出来ているこだわりの名刺入れが人気です。

これまでアマゾンに楽天、ヤフーなど様々なサイトを活用。

売上は好調でしたが、すでにヤフー、楽天での販売をやめ、今年中にアマゾンからの撤退も決めています。

その理由は…

シュリンクスを展開する佐藤宏尚さん、

ホームページなど雑多なイメージ。

うちではなくアマゾンで名刺入れを買ったという体験になってしまう。

ブランドのファンやリピーターが増えにくくなるなどデメリットが生じる。

大手の通販サイトだと各サイトの仕様に合わせたデザインになってしまいブランドイメージなどを伝えづらいといいます。

しかし、ショッピファイでは独自のデザインでサイトを展開することができます。

さらに大手は売上によって販売手数料を設けているケースが多い一方、ショッピファイは販売手数料は設けず月額料金のみで利用できるのも魅力だといいます。

個性的なものを扱うならアマゾンでやる理由はそれほどない。

一般的に流通しているものを多くの人に販売する目的なら適している。

株式会社フラクタ

[blogcard url="https://fracta.co.jp/"]

ショッピファイはネット通販業界の新たな勢力となるのか、専門家に聞くと…

ネット通販に詳しいフラクタの河野貴伸社長、

ショッピファイは楽天・アマゾンの対抗としての色合いが強く見えるが真の目指す未来は別軸の新しいビジネスの基盤。

日本のものを世界で売るためのベースになる。

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