[がっちりマンデー] 歌舞伎ビジネスの総本山「松竹」に潜入!儲かりの秘密に迫る!(3)

歌舞伎ビジネスの総本山「松竹」に潜入!儲かりの秘密に迫る!

松竹株式会社

歌舞伎ビジネス最大の収入源、それは何といってもチケット収入。

チケットは1枚6,000円から良い席になると2万7,000円。

なので京都の南座が満席になれば1日なんと4,200万円の売り上げとスゴい!

このチケットをいかに売るかが松竹の営業部隊の腕の見せ所!

儲かる歌舞伎ビジネス(4)営業がスゴい

歌舞伎のチケットは窓口やネットで一般のお客様向けに販売されていますが、もう一つある大事なお客様に向けて販売されているそうです。

東京歌舞伎座にチケットをバリバリ売っている営業担当がいました。

その方が販売課、小倉苑子さん。

どんなお客様向けのチケットを?

個人向けではなく、企業向けの法人向けの年間シートがある。

法人向け年間シート

小倉さんがチケットを売っている相手は法人、つまり会社。

歌舞伎の席を年間契約で、いわばシーズンシートのように売る。

購入した会社は社員の福利厚生や営業先へのサービスとして利用するんだとか。

25回から50回、お芝居が観ることができ、お高いもので200万円なり。

小倉さんはこのチケットを売るわけですが、ガンガン売るためにガンガン飛び込み営業というわけにはいかないらしい。

なぜなら法人シート担当は・・・

私1人でやっているので。

「1人なんですか?」

なるべく効率的にピンポイントで。

小倉さんがスゴいのはとにかく1人でバンバン売ること。

販売成績はスタート時の5年前はもちろんゼロ。

しかし契約数は右肩上がり。その売り上げは1億1,000万円。

小倉さんには法人シートを契約するための秘密兵器があるといいます。

それが、

これを使っています。

「四季報?」

就職四季報。

就職四季報

四季報の優良・中堅企業版なるもの。

これ普通の四季報とは違って、中身はほとんど上場していない企業。

なぜこの四季報を?

全国から社長さんが集まるセミナーに歌舞伎座のブースを出した時、オーナー企業の社長さんが伝統芸能に興味関心が高かった。

小倉さんはあえて中堅規模で経営が安定している会社の社長さんを狙う。

小倉さんの経験上、この四季報に掲載されている会社は、なんとなく全国区に憧れを抱いている場合が多く、そのせいかチケットを買ってくれる。

直筆のお手紙

そして狙った相手にはドーンと歌舞伎座と書かれた便箋の直筆のお手紙を送ります。

実はこのお手紙にある秘密が・・・

「かわいらしい字ですね。」

あの~正直な話をすると1枚最初に書いて後はコピー。

「なんです?」

コピーしてます。

文面は全部コピー。

手書きなのは会社名のみ。

1人でやっているので効率も大事なんです。

でも歌舞伎座から手紙が届いたとなると、優良企業の社長さんは嬉しいだろうな。

藍澤證券株式会社

こちら藍澤証券さんは中堅どころの証券会社。

小倉さんからの営業がきっかけで2年前から顧客向けにと法人シートを利用中。

今回、更新して頂くためのプレゼンです。

年間シートで始めて歌舞伎をご覧になる方。

初めてご覧になる方は。

歌舞伎は初めての方でも楽しめるということを改めてアピール。

東京五輪期間2020年度のご契約がお問い合わせが増えるかもしれない。

なるほど!

海外からのお客様が多くなるためこれから席が取りにくくなることもさり気なくアピール。

すると、来年度の法人シートを更新して頂くことで成立。

藍澤証券の大石敦常務取締役は、

法人シートが今人気のご案内になっています。

歌舞伎が企業とお客様をつなぐ役割りになっているのですね。

とにかく四季報で探した営業先のハートをがっちり掴む、歌舞伎のような古典的な営業、お見逸れしました。