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[WBS] 気になるニオイに新技術!シャープ「専用機」で分解!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

こんばんわ。お邪魔します。なんかチョット変なニオイ…なんかチョット臭いですね…

人の家を訪ねた時にこんな風に思ったこと皆さんありませんか?

気になるはその家のニオイです。きちんと掃除をしていても気温や湿度が高くなるこの季節はニオイの元となる菌が発生しやすくなるので今から注意が必要です。

その発生源となるのが1日中履いている靴を入れている下駄箱やキッチンで作る日々の食事や生ゴミ、または飼っているペットなど理由は様々ですが、それらが混ざりあった生活臭がその家独特のニオイとなります。

このニオイはカーテンやソファ、カーペットなどの布製品や、さらには壁紙にも染み付いてしまってなかなか取ることが出来ません。

そんな気になるニオイの悩みを解決する新たな技術が登場しました。

シャープ株式会社

[blogcard url="https://jp.sharp/"]

シャープの空調・PCI事業部の大西竜太事業部長、

ニオイ対策に徹底的にこだわったプラズマクラスター除菌脱臭機を開発した。

シャープが発表したのは家庭用の除菌脱臭機。通常の空気清浄機にも脱臭機能は付いていますが今回の製品はホコリを取る機能などを省いて脱臭と除菌に特化したことが特徴です。

シャープが持つ空気浄化技術「プラズマクラスター」の放出量を従来の空気清浄機の2倍に増やし、脱臭のスピードは1.5倍に。

空気中のニオイだけでなくカーペットやソファに染み込んだニオイも脱臭できます。

その実力を試す相手はくさやです。

篤田聡志記者、

ちょっとニオイを嗅いでみます。むせるくらいニオイが強いです。

次は除菌脱臭機のある方を嗅いでみます。少しニオイは残っていますが、全然気にならない程度にニオイは消えています。

脱臭力を高めるために今回、シャープが独自開発したのが光触媒です。

光触媒は光を当てることで匂いの元になる物質や細菌を分解する機能を持つ材料です。

吸い込んだ空気がこの光触媒を使ったフィルターを通り抜け、高い脱臭効果を発揮します。

また新製品は空気清浄機よりコンパクトなサイズにして家の中のニオイが気になる場所に簡単に持ち運びできるようにしました。

シャープがニオイ対策に着目した背景には高齢化があります。高齢世帯では室内でペットを買う比率が高まっています。

また在宅介護をしている家庭では排泄物のニオイに困ることが多いといいます。

ニオイに特化した商品はますます増えていく。

われわれも製品を導入するし、市場はどんどん広がる。

5割を超える空気清浄機並みのシェアを取りにいきたい。

ナオス・テック株式会社

[blogcard url="https://www.naosstec.jp/"]

家庭用だけでなく賃貸住宅やホテルなどに向けたニオイ撃退ビジネスも登場しました。

ナオス・テックの佐藤喜政会長、

壁紙と床のフローリングを剥がした状態。これからナオラップ工法をする。

ナオラップ工法とは床のリフォームなどを手掛けるナオス・テックがUR都市機構らと共同で開発した部屋のニオイを減らす工事の方法です。

はじめにニオイの元となる成分を分析します。

そして作業員が運び込んだのは石油ストーブ。3台のストーブを焚いて部屋をどんどん温めていきます。

40度を超えました。

壁や床に染みついた異臭をあぶり出している。

室温を上げることで壁や床の建材の奥深くに染み込んだニオイを吐き出させるのです。そして独自に開発した空気清浄機で吸い取ります。

その後、ニオイを効果的に減らすことのできるクエン酸などを混ぜた薬剤を散布します。

さらにこの工法の秘密兵器がこちら。

白っぽいシート状のものを壁に貼っていきます。

これはニオイを遮断するフィルム。アンモニアを99%まで遮断する。

このシートはおにぎりの包装やレトルト容器の内側などに使われているニオイを通さないフィルムの技術を住宅用に改良したもの。凸版印刷と共同開発しました。

室内のニオイの除去に特化したこの工法。費用は都内の80平方メートルの建物で120万円からです。

ニオイが原因で借り手がつかない賃貸住宅のオーナーに提供するほか、病院やホテルにも需要があると見込んでいます。

ニオイに対しては非常に皆さん敏感になってきた。

新しい産業として広げていきたい。

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