ファミレス大手のサイゼリヤが新業態となる小型店を今年秋から出店することが分かりました。
コロナ禍で増えた新たな需要を取り込む狙いです。
WBSはその戦略を独自に取材しました。
株式会社サイゼリヤ
[blogcard url="https://www.saizeriya.co.jp/"]
ミラノ風ドリアが人気のサイゼリヤがこの秋、新業態として始める小型店。
従来の店舗では平均で230平方メートルある延床面積を130平方メートルと6割程度の縮小。コンビニと同程度にするといいます。
1人客専用の座席を置く配置し、収容できる客数を減らさないとしています。
メニューはパン系などテイクアウト向きの料理に絞り込み、これまで取り込めていなかったテイクアウト需要を狙います。
8月の売り上げは去年に比べて3割減と苦しむサイゼリヤ。
店舗を小型化することで賃料が安くなるほか、運営コストを下げられると見込んでいます。
WBSでは9月、サイゼリアの研究施設で小型化に向けた取り組みを取材していました。
従来のキッチン、サイズも忠実に再現し、実際の備品も使っている。
半減した新しいキッチンがこちら。
従業員の動く範囲を狭め、作業効率を向上させた。
この最新の排水設備はシンクの下に設置するだけで済むため工事費用の削減につながります。
堀埜一成社長、
こういう業界やっていると無駄だらけ。
電気、ガス、水道、これを抑えていくとお客様へのサービスが変わらなくてコストだけが下がっていく。
サイゼリヤの小型店はこの秋にも都内からスタートし、店の名前に「サイゼリヤ」は使用しない方向だといいます。