[WBS] [ニッポンの素材力]木からできた新素材!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

京都大学に来ました。不思議なんですが研究棟が木でできているんですね。

京都大学生存圏研究所

京都大学生存圏研究所 – Research Institute for Sustainable Humanosphere

新素材は木に囲まれた研究所「京都大学 生存圏研究所 矢野研究室」で開発されていました。

大江キャスターが訪ねたのは新素材の第一人者、矢野浩之教授です。

これがセルロースナノファイバー。

新素材「セルロースナノファイバー」。

セルロースは食物繊維の一種。それをナノレベルまで細かくした素材です。

矢野教授、セルロースを微細化すると優れた特徴を発揮することを発見したのです。

セルロースナノファイバーは紙の原料となる「パルプ」から作られます。

パルプを水に溶かし特殊な機械や化学薬品などを使って細かくほぐしていきます。

パルプがたたかれ、擦られ、ナノ化してここから出てきている。

見た目にはただのノリのように見えますが驚きの特徴がありました。

セルロースナノファイバーの驚きの特徴

これ(セルロースナノファイバー)を乾かす。水を除いて乾かすだけでプラスチックのような材料に変わる。

「乾パン」がさらに干からびたみたいな。

いや、プラスチック。「乾パン」って言われると・・・

セルロースナノファイバーを固めたこの板、特徴の一つが強度です。

大江キャスター、早速試します。

私の体重をかけてもびくともしませんね。

いやいやそれどころか、ハンマーで思いっきり叩いてみても・・・

鋼鉄とほぼ同じ硬さなんです。

さらに160度に熱した油に普通のプラスチックとセルロースナノファイバーを入れてみます。

わずか10秒でプラスチックは変形。

一方、セルロースナノファイバーは高温にも耐えられました。

髪の毛なのわずか2万分の1の細さながら抜群の強度を誇る日本初の新素材が世界の注目を集めています。

従来のプラスチックに替わるより性能の優れた材料。今まで使えなかった金属部分にもこの材料は入っていける可能性がある。

ライバルとされるのがすでに航空機などで実用化されている炭素繊維です。

石油や石炭を原料として作られます。

一方、セルロースナノファイバーは植物由来。

将来的にはコストでも優位に立てるといわれています。

こんな特徴も・・・

フィルム状にしたセルロースナノファイバーを特殊な液に浸すと、

あっという間に・・・

透明にすればスマートフォンの画面などにも応用できるのです。

大江キャスター、その素材力の高さに思わずうっとり。

セルロースナノファイバー、乾燥させると鋼鉄と同等の強度を持つ、熱に強く、透明のフィルムにもできる。

日本の新たな産業

矢野教授、この新素材で日本に新たな産業を生み出したいといいます。

水を除いたら期の半分はセルロース。日本の裏山の木から車が作れるかもしれない。

日本は国土の7割が森林です。

この素材の実用化が始まれば今は捨てられている間伐材も有効活用できるといいます。

林業から始まり、自動車や情報端末までつながれば非常に大きな産業になる。

木から生まれた新素材。

これが日本の産業を変える日が来るかもしれません。

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