
いま若者を中心に昭和レトロがブームですが、昭和に活躍した古い自動販売機がある意外なところで人気となっています。さてどんな場所なんでしょうか。
昭和レトロ自販機!意外な場所で大活躍!?
神奈川県相模原市のとある駐車場。なにやら人だかりが。そこには古い自動販売機がずらりと並んでいます。その数およそ100台。
トーストサンドの自販機、300円を入れて待つこと40秒。アルミホイルに包まれた熱々のトーストにはハムとチーズがはさんでいます。
ほかにもカレーやラーメンも自販機も。どれも昭和40~50年代にかけて活躍した昭和の懐かしいレトロな自販機です。
お客さん

当時コンビニがないからお世話になっていた。
お客さん

斬新というか新鮮。
週末ともなると全国各地から1日およそ1,000人ものお客さんが訪れます。
レトロ自販機を運営するのは斉藤辰洋さん。6年前に趣味で設置したところ評判を呼び、年々台数を増やしていきました。
ラットサンライズ
斉藤辰洋社長

一番お気に入りのハンバーガー自販機。
当時の箱のデザインも忠実に再現。ハンバーガーも業者と試食を繰り返し当時の味に近づけました。
ラットサンライズ
斉藤辰洋社長

おいしい。
ハンバーガーはおいしいものがいっぱいある。
業者にあえて昔っぽい味にしてくれと。
自販機を置いているだけではありません。なんと斉藤さん自ら肉うどんの盛り付けまで。1日300食以上売れる人気の麺類は全てここで準備しています。
ラットサンライズ
斉藤辰洋社長

賞味期限の関係でどうしても出来たてを入れたかった。
自分で作ったうどんは自分で補充。注文が入るとローラーを滑り落ち熱湯を投入。そして、なんと高速回転で湯切り。つゆをかけたら熱々のうどんの出来上がりです。その間25秒。
機械の微妙な調整も全て斉藤さんの役目です。
いま力を入れているのが…
ラットサンライズ
斉藤辰洋社長

印象は相当ボロボロだが動くように直す。
レトロ自販機の修理事業です。
こちらは40年前のコーヒー自販機。豆から挽く本格派ですが、中はボロボロ。
ラットサンライズ
斉藤辰洋社長

バラしてちゃんと整備すればきっと動くと思う。
製造から40年経つ自販機はメーカーも直せません。修理は手探り。似たような部品を自ら探して直します。
そんな昭和の古い自販機をぜひ売って欲しいという依頼が。
ラットサンライズ
斉藤辰洋社長

1980年代のアイスの自動販売機。
ずっと倉庫で眠っていた。
北海道旭川市。アイスクリーム自販機を乗せたトラックがやって来たのは高砂温泉。昭和41年に創業した老舗の温泉旅館です。10年近く赤字が続いていたところをコロナが遅い今年1月に経営破綻。新会社が事業を引き継ぎ再起をかけて仕掛けたのが施設の古さを逆手に取った昭和レトロでした。昭和を再現した館内の雰囲気を壊さないよう自販機も昭和時代のものを置きたいと斉藤さんに依頼したのです。
ラットサンライズ
斉藤辰洋社長

風呂から上がって汗が出た状態でアイスクリームが見えたら興味を引きますよね。
買いますよね?
高砂温泉
髙﨑重幸さん
だってこの機械だよ。
絶対買いますよ。

自販機で販売するのは斉藤さんが選んだ昭和を感じさせるアイスクリーム。
早速、親子連れが。
お客さん

当たるかもしれない。
惜しい。
お客さんもアイスより自販機が気になるようです。
昭和のレトロ自販機が新たな価値を生み出しています。