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[WBS] 「危ない踏切」が約1,500ヵ所!あなたの街の踏切は・・・

ワールドビジネスサテライト(WBS)

先週、横浜市内の踏切で起きた京急の電車とトラックの衝突事故は運転再開まで丸2日掛かり大きな影響が出ました。

その踏切も含まれたこんな数字があります。1,479ヵ所。

実はこちら国土交通省が3年前に発表した緊急に対策が必要な踏切、つまり危ない踏切の数で今回の踏切もその1つでした。

こうした危ない踏切での事故にどのように備えたらいいのでしょうか?

緊急に対策が必要な踏切

西武柳沢駅

西武柳沢駅のすぐ隣りにある踏切ですが、「踏切内事故多し」って書いてあります。かなり幅が狭いです。

西東京市の西武鉄道「西武柳沢駅」に隣接するこの踏切。

車が1台通るとほぼ埋まってしまうほどの幅の狭さです。

車の横を自転車が通りますが、いつ接触してもおかしくないギリギリの状況です。

また電車が通り過ぎたばかりにも関わらず・・・

すぐに逆から電車が来ました。駅のすぐ隣ということもあって頻繁に遮断機が降りています。

近隣住民は、

この辺は皆が高齢者世帯だから、そういうか人が踏切を渡るのは簡単ではない。

高齢の近隣住民の往来に加え、夕方には買い物に出掛ける人で混み合うこともあるといいます。

そのため・・・

実際にこの踏切では電車と車や歩行者との事故が起きていて、国交省によって緊急に対策の検討が必要な踏切に選ばれています。

国交省によるとこうした緊急に対策の検討が必要な踏切は全国に1,479ヵ所あります。

選ばれた基準は車や歩行者の混雑具合や過去5年の事故の有無です。

なかでも多いのが東京都でその数は375ヵ所。

綱島均教授

安全対策が求められる一方で踏切ならではの難しさがあると鉄道事故に詳しい専門家は指摘します。

鉄道事故に詳しい日本大学の綱島均教授、

踏切は鉄道も通るが自動車も通る。

踏切対策は鉄道事業者だけでやれることは限られている。

道路を管轄している地方自治体や国などと協議した上で安全対策をするのが肝要。

竹ノ塚駅

その難題に取り組み街も。

東武伊勢崎線、竹ノ塚駅横の踏切。

お待ちどうさまでした!

はい、閉まりまーす!

踏切が開いてわずか4秒後にはもう閉まり始めるなど解消が急務となっています。

なぜなら、ある悲惨な事故があったからです。

足立区の鉄道立体推進室、室橋延昭さん、

上りの急行線で事故があった。

それを受けて高架橋を上げる工事をしている。

2005年3月、当時手動だった遮断器を保安係が誤操作したため歩行者2人が電車にはねられ死亡する事故が起きました。

足立区はこの事故を受けて再発防止のため鉄道の高架化を目指して工事を進めています。

通常、こうした高架工事などは東京都が主体となって進めますがある問題があったといいます。

竹ノ塚駅については優先順位が低かった。

それで東京都の順番を待っていてもなかなか準備に踏み切れないということもあった。

東京都では他の区間でも工事を進めているため、この踏切の高架工事の優先順位が低かったのです。

そこで足立区は事業を主導することを決断。

東武鉄道と地域住民と協議会を発足しました。

これは事故を受けていただいた21万人の署名。

こうした思いが国や東京都を動かした。

区民の3分の1近くにあたる踏切鉄橋を望む書面が集まりました。

ただ地元商店街の人に話を聞くと苦労があったといいます。

渕江町会自治会連合会、澤田榮介会長、

なかなかの大工事ですからね、金銭的な面もある。

国土交通省に行ってお願いというのが第一。

事業認可が下りるのが都なので都へ行った。

その結果、総事業費およそ630億円という莫大な費用を東武鉄道と共に負担しますが、国や都に訴えが通り補助を受けることも決まりました。

しかしそれでも事故から高架化の完成までに15年以上掛かるのが実情です。

最新技術をどう生かす?

では高架化する以外にどのような事故対策ができるのでしょうか?

今回、事故が起こった京急の踏切。実は最新鋭の障害物検知装置が付いていました。

警報機も遮断器もあり紹介物検知もついている。

クラスで言えば一番上のクラスの踏切。

ただ京急では障害物を検知した後は自動ブレーキではなく運転手による手動でブレーキを掛ける仕組みを導入していました。

人間はどこかでやはりミスをする可能性がある。

自動ブレーキをかけることはヒューマンエラーを防ぐ上では非常に有効な手段。

しかし単に自動ブレーキを導入すればいいワケではないといいます。

2年前に起こった小田急線沿線の火災事故では自動ブレーキが作動し、火災現場の目の前で止まってしまったことにより電車にまで炎が燃え移りました。

もし手動であれば人間が適切に判断して安全なところに避難することができる。

自動ブレーキの場合、本来避けなければいけない橋の上やトンネル内など危険な場所で止まってしまう可能性もあるといいます。

全部自動化してしまえばこういった問題が解決できるかというとそうではなく、だから人間のいいところも取り入れたような自動化を考えないといけないと思う。

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