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[WBS][どう変わる?働き方]なぜ活況?「50代の転職」[株式会社POL]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

シリーズ「どう変わる?働き方」。

こちらの表をご覧ください。

中高年の転職者が増加
2018年2021年
20代33%25%
30代28%26%
40代31%34%
50代8%14%
エン・ジャパン調べ

ここ数年で40代、50代といった中高年の方の転職が伸びてきているのがわかります。

特に50代以上が転職マーケットの中で徐々に存在感を増しています。

以前は35歳が限界といわれた転職市場に何が起きているのでしょうか。また中高年が自分を生かせる転職を叶える秘訣とは何なのでしょうか。取材しました。

なぜ活況?「50代の転職」

東京・大手町にあるスタートアップ企業。オンライン会議が開かれていました。

岡井敏さん

場の仕切りはどうしましょうか?
時間をはかる係をしますね。
長めにプレゼンしてもらったので、より端的にしぼって。

若い社員に的確な指示を出すこちらの男性。3年前にこちらの会社に転職してきた岡井敏さん。

お若く見えますが…

岡井敏さん

加茂社長は27歳で54歳。ダブルスコアですね。

加茂倫明社長

父親より上なんだ。

こちら、POL(ポル)というスタートアップ企業。

理系の学生と企業をマッチングする「Lab Base」というサービスはおよそ500の企業が導入するなど年々事業を拡大しています。

社長は現役東大生でもある加茂倫明さん。2016年にこの会社を設立しました。

なぜ50代の岡井さんを採用したのでしょうか。

POL
加茂倫明社長

組織を大きくしていかないと。
マネジメントがより重要になってくる。
そこの経験がある人が社内にいなかった。

20代、30代の社員がほとんどのこの会社で50代の岡井さんの経験が買われたのです。

岡井さんはリクルート出身。営業やマーケティングなどを幅広く担当し、小会社の経営にも携わりました。

なぜ転職を決意したのでしょうか。

POL 執行役員
岡井敏さん

若い経営者で今までと全然違うことを考えていて、ビジョンが大きい。
そういう人としか仕事したくなかった。

入社わずか1ヵ月で主力の事業を任され、登録する学生の数を倍増させるなど実績を上げています。

気になる年収は?

POL 執行役員
岡井敏さん

年収は半分くらいになっています。

それでも岡井さん…

POL 執行役員
岡井敏さん

若い人たちが色々なものをアップデートしようとしている力で自分もすごく変わって成長できるかなと思った。

もう一人、50代で転職を決断した女性がいます。

斉藤由美子さん(58歳)。

今年3月に教育と探求社の人事担当して転職してきました。

採用や研修のスペシャリスト。ここでは労務管理も行います。

斉藤さんはシングルマザーとして2人の子どもを育てながら人材教育など人事一筋でキャリアを積み上げてきました。

斉藤由美子さん

80年代の成長期に仕事で育ててもらった。
今度は若手に良い経験をさせてあげる立場だなと。

この会社は学校に企業で実施しているマーケティングや商品開発のプロセスを体験できるカリキュラムを提供しています。

全国およそ320校、年間6万人もの生徒が参加。コロナ禍でも年々ニーズは増えているといいます。

先月、新たなオフィスを借りるなど会社はまさに拡大期。

人事のスペシャリストを求めていました。

教育と探求社
宮地勘司社長

10数人でやってきたのが40人の規模になった。
こういう経験の多い人と運命的な出会いがあり参画を頂いた。

斉藤由美子さん

そうですね、運命的な。

斉藤さんがこだわっているのが若い社員との面談。

意見を汲み取り、社内規則の見直しや研修に役立てる考えです。

斉藤由美子さん

時間の考え方って長い人生だから後回しじゃなくてやりたいことを先にしたほうがいいよ。

入社2年目の社員は斉藤さんをどう見ているのでしょうか。

入社2年目の社員

まっすぐなんだな。曲げないし。

斉藤由美子さん

若者に「まっすぐ」と言われて恥ずかしい。

活躍の場を広げる50代。転職を成功させるにはいくつかの秘訣があるようです。

エン・ジャパン
「ミドルの転職」マネージャー
井用祟之氏

大企業の社員がベンチャー企業や中小企業に転職する際、柔軟性を持って働くか、強調しながら仕事をするかは非常に大事。
自分自身が転職マーケットでどのような強みが生かされるのか整理しておくのが一つのポイントになる。

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