[WBS] 10年ぶりに注目のワケ・・・電機の配線でネット通信!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

「PLC」、パワーラインコミュニケーションの略で家庭用のコンセントに繋がっている電気の線をインターネットなどの通信回線としても使用する技術のことです。

この技術は10年以上前に一時注目をされましたが、通信速度が遅かったため光通信など高速通信網の影に隠れてしまっていました。

それが今になって一躍脚光を浴び始めています。

その理由を探りました。

大崎電気工業株式会社

都内にあるマンションの一室。

ワンプッシュでいろいろな家電が同時に作動する。

実はこの部屋、エアコンなどの家電がスマートフォン一つで操作できます。

ここまではよくあるIoT家電ですが、特徴的なのがその方法。

電機の配線を通信に使うPLCという技術。

PLC(パワーラインコミュニケーション)

スマホからの指示はまずこのアダプターに通信で送られます。

アダプターから電気の配線を通ってルームマスターと呼ばれる機械へ。

このルームマスターが各家電を操作します。

ルームマスターにリモコンを登録すればどんな家電もIoT家電となります。

通信線が要らないので古い家屋でも電気さえ通っていれば工事なしで家電の遠隔操作が出来るようになるといいます。

開発したのは創業100年の老舗「大崎電気工業」。

電気メーターの製造が主力です。

大崎電気工業の小野信之取締役、

電気のメーターは各建物に絶対ついている。これをハブに家の中のサービスができたら。

将来的には通信しているアダプターと電気メーターを一体化し、電気の配線をそのまま通信網にしたいといいます。

電力を持ち、通信がつながったデバイスはなかなかない。

外の世界とつながって、ビッグデータを吸い上げ、付加価値を提供したい。

NEXT 100teX Lab

その大崎電気は11月12日、大学やベンチャー企業と新たな事業を育てるプロジェクトを発表しました。

渡辺光康社長は、

8,000万軒の家と通信がつながっているのことでいろいろな新サービスが提供できると考えている会社と手を組んで一つの事業を立ち上げられないかと。

電気の使用量を測るスマートメーター。

その中には通信機能が内蔵されています。

電力小売の自由化によって従来のメーターからの取り替えが進んでいて、東京電力では2020年に全てをスマートメーターにする計画です。

こうした流れを受けて大崎工業はベンチャー企業などと共同で新たなサービスを展開していく予定です。

今回のプロジェクトに参加したベンチャー企業の一つは・・・

アイウェルの馬渕浩幸社長は、

スマートメーターはネットを通じてさまざまな生活習慣の数字が追える。

人々の生活をスマートメーターからとって日常的な活動を「見える化」していきたい。

将来的には健康管理のサポートをする考えです。

大崎電気はスマートメーターの普及とともに今後新たなサービスが生まれるといいます。

ほぼ全ての家庭とつながっていることにどこまで重要性を考えるか。

電気機器の中で通信があり、電源があり、その状態で何らかの新サービスは無限大に考えられる。