株式会社ニトリ

2021年、スゴい社長の2020年私はここを変えました。
まずはこの方。ニトリの二鳥昭雄会長兼CEO。

似鳥会長は2020年、何が一番変わったのか?
東京本部へ行くと会長室の周辺がやけに慌ただしい。



実は皆さん、会長と打ち合わせをしたくてスタンバっている方々。

この日、似鳥会長は朝から夕方まで17の打ち合わせがびっちり!

いろんな部署がじゃんじゃんじゃんじゃん入れ代わり立ち代わり会長室にやって来る。

以前にも増して忙しそうですが、何を変えられたのですか?
出張に東南アジア、欧米に行っていたがコロナの影響で中止になった。

時間が空いたので数字を報告してもらい細かい所まで数字を見るようになった。

ニトリの似鳥会長が2020年変えたのが「もう1回数字を見るようにした」。

もう一度、お店、商品、数字を確かめたい。

確かに会長室に来る皆さん、細かく数字が書かれた資料を持参。


それを会長が見る。

よく見る。

会長曰く、最近はこうした数字のチェックを部下に任せていたらしいのですが・・・

出張や会食も減り、時間ができた今年もう一度、1から会社の数字を見ることにしたんだとか。


一体どのように見ているのか?

午後6時、打ち合わせをするために待機したいたのは店舗運営部の窪田光与之さん。

むちゃくちゃ資料を持っている!

その内容は、
154万円マイナスしていた。

これが年換算で83万円プラスになった。

年換算で?
そうです。

赤字をゼロにする事から店長とシェアしてやってます。

資料は全国のお店の商品別の売上げなどを数値化したもの。

これを見ながらどの商品の仕入れを増やし、どの商品を打ち切るかを考える。

やめた方がいいね。減らした方がいいですよ。

いきなり商品数を減らすことを提案。

そして赤ペンを持って、

10以下は全部販売やめた方がいい。

オーダーカーテン?やめた方がいい。

たとえ黒字の商品でも似鳥さんの目線である条件を満たしていないものは容赦なく✕。
会長によるとあえてこの赤ペンで書き込むことが大事。

数字がすっと頭に入り、判断がしやすくなるということです。

でも、こんな大量の資料本当にちゃんと見切れるのか?
実は似鳥会長、社員さんが作る細かい数字が入る資料にいくつかの決まり事を作っているんだとか・・・

店舗運営部の窪田さんによれば、

会長にご判断いただく時、差が見えたり、大きいところから問題が見える形だとケタ揃えをちゃんとしたり。

数値は変化が大事なのでケタ数をきっちり揃えるのがお決まり。

同じ種類の数字は同じ大きさに揃える。文字の大きさで数字以上のイメージがつかないようにするためなんですって!

そしてもう一つ、似鳥会長の数字の見方にはあるポイントが・・・

大きい所から見ていく。

大、中、小。

数字を見る時は全体を大きく3つに分ける。

お店なら大規模店、中規模店、小規模店。

商品はキッチン用品だと調理用品、保存用品、台所整理。

家電だと大型家電、小型家電、季節家電などざっくり3つ。

大きく見ることで全体の傾向がつかめ問題点もはっきり分かるそうなんです。会長、意外と細かいですね。

勘と度胸でのほほんとしている感じでしょ?

そういう風に見えるのがいいんだわ。

シワだらけで苦悩してよくやっても、もう限界だって銀行金貸してくんない。

イイですか、もう帰って。

スタジオの社長の皆さん、会社の数字をどうやって見ていますか?




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