世界のスポーツブランドによる売上高の競争。
2社が一気に飛び出しています。
トップに躍り出たのはナイキです。売上高は3.8兆円。
そして2位のアディダスが2.4兆円と3位以下を大きく引き離しています。
3位グループはおなじみの有名ブランド、アシックス、プーマ、アンダーアーマー、ニューバランスがしのぎを削っています。
そして、このグループから抜け出そうとしているブランドのひとつがニューバランスです。
この混戦から抜け出そうと力を入れているのが最近、駅伝やドラマでも盛り上がりを見せているランニング市場です。
そのカギを握るのがカリスマのシューズ職人です。
株式会社ニューバランスジャパン
ニューバランスジャやパンの冨田智夫社長は、
ランニングでナンバーワンのブランドになっていきたい。
1月17日、ニューバランスが開いた会見。シェア拡大を目指して国内での人気が高いランニング市場に力を入れていくと宣言しました。
その新たな切り札が・・・
米国ニューバランスのグローバル・ランニング部門、トム・カーリオ副社長が紹介したのは、
ランニングファミリーの新しい一員、ミムラさんを紹介します。
1月から専属契約を結んだのは三村仁司さん。
現代の名工にも選ばれたシューズ職人です。
三村仁司さん
三村さんはアスリートに合わせたシューズを開発したり、選んだりするシューフィッターとしても有名。
2017年までアディダスと専属契約を結び数々のアスリートを支えてきたカリスマです。
トム・カーリオ副社長は、
上級者ランナーが履くことで靴の持つ信憑性も高まってくる。彼らがインフルエンサーになることで一般のランナーにも履いてもらえる。
ニューバランスは今後、ミムラさんと共にまずは上級者向けのランニングシューズを開発。一般のランナー向けのシューズにも三村さんのノウハウを生かしたいといいます。
一般販売される靴に関してはいろいろとアドバイスをして、皆さんが喜ばれるモノづくりをする。
New Balance GINZA
ランニングシューズに力を入れるニューバランス。
こんな店舗も展開しています。
銀座にあるのはランニングに特化した店。
初心者から上級者向けのシューズまで都内最大級の品揃えを誇ります。
それぞれの人にあったシューズを提案してくれることも。
まず3Dスキャンを使って足のデータを取ります。
それに合ったシューズを選んでくれるのです。
さらに店内に設けられたランニングスペースを走ります。
タブレットでその映像を撮って走る際のクセなどを確認。
ニューバランス銀座の安井裕二店長は、
かかとの中央と膝ができるだけまっすぐだといい。ほぼ垂直に近いので気にすることなくこのシューズを履ける。
ランニングシューズに力を入れるニューバランス。三村さんとの契約について店長は、
マラソン大会でタイムを縮めたい人にとって三村さんは非常に有名な人。期待に沿う商品を三村さんと協力して提供できれば。
新商品開発会議
その頃、ニューバランスジャパンの本社では三村さんを交えた新商品お開発会議が行われていました。
指先を使って開発途中のシューズを入念に調べる三村さん。
すると、
ここの補強が硬い。足にタコができる。
早速細かい指示を出す三村さん。
ニューバランスはカリスマシューズ職人と二人三脚で激しいスポーツブランドの争いを勝ち抜く構えです。
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