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[がっちりマンデー] 2016年に急増!儲かる「今までになかった仕事」(1)

2016年9月11日

2016年に急増!儲かる「今までになかった仕事」

マルチコプタージャパン株式会社

[blogcard url="http://multicopter.jpn.com"]

京都市北部の福知山市。

こんなところに今までになかった仕事が?

待ち合わせ場所に行ってみると、マルチコプタージャパン株式会社の大城智広社長が何かをしています。

こちらで何をしてるんですか?

あれです。ドローンです。

今までになかった仕事というのは?

ドローン操縦士です。

ドローン

小型無人飛行機ドローン。

大城智広社長はドローンを意のまま操るマルチコプタージャパン株式会社のドローン操縦士。

しかしドローンは国宝のお寺、長野県の善光寺に少年が墜落させるなど、けっこう社会問題になっていました。

その操縦でどんなビジネスになるんでしょう?

今やっているのは?

公園の周りを測量しています。

ドローンを使って「測量」をしているのです。

測量

測量というと、ときどき街中で棒を使ってやっていますよね。

道路工事や建物を建てる前に、その正確な位置や高さ、長さ、面積などを測る欠かせない作業です。

しかし、この測量がとにかく大変。

専用の器具を地面の上に立てて、GPSなどで位置情報を取りながら測っていくのですが、

人で道路に点を作ると、結構時間がかかる。

緩やかなカーブの道路を計測するとなると無数のポイントを計測する必要があります。

だから公園全体を測量するとなると気が遠くなる作業です。

1ヶ月程時間がかかってしまう測量もある。

これを一気に解決するのがドローン。

早ければ5~10分くらいで終わる。

そんなに早く?

ドローン測量

カメラを搭載したドローンを上空に飛ばして、ちょっと進んでは止まって撮影。

またちょっと進んでは撮影。

細かく1枚1枚撮影していきます。

こうして何枚にも分けて撮影した複数の写真をパソコンに入れて専用のソフトで合成すると。

こういった形で1枚のデータにまとめてくれる。

立体の地図が完成します。

しかも、この3D画像を拡大していくと大量の点が表示されます。

実はこの点、1つ1つが位置情報を持っています。

だから画面上でA地点からB地点までの正確な距離が分かります。

どんな複雑な地形でも、そのデータから測量地図を作ることができます。

これ福知山城です。普通に地上から撮ると、人でやろうとすると屋根って登れない。なので、ここの枠しか計測できない。空中から撮影すると屋根の上も見える。例えばこの屋根の端から端が何メートルか、地上にいながら見えないとろこが測量できる。

大城智広社長曰く、福知山城の屋根の端から端までの距離は5m40cmなんですって。

さらにドローンを使えば人が立ち入ることができない危険な地形の場所や、樹木などが邪魔になって地表を直接見通せない時はその下をくぐって測量なんてこともできます。

すごいぞドローン。

でもこれにはドローン操縦の確かな技術が必要になります。

少しずらして写真を撮って…大体縦幅が90%。横幅が60~70%かぶせて写真を撮っている。

撮った写真によってコンピューターが正確な位置を割り出すためには、2つのポイントからほぼ同じ箇所を撮影し、その形のズレを計算しないといけません。

一定の間隔で正確にずらしながらの撮影は長年の経験がなせる技です。

ドローン測量の知名度向上

大城智広社長のドローン測量、忙しくなったのは去年からです。

そのきっかけは意外にも首相官邸にドローンが墜落した事件です。

それまで誰も知らなかったドローンって言葉がニュースのおかげで一気に全国区になりました。

しかもそのニュースの中でドローンの使い道の一つとしてドローン測量が紹介され絶大な宣伝効果をもたらしたのです。

事件前は月3~5件が平均だったが、今では月30件の仕事依頼。

日本国内のドローン市場は2014年は15億円だったのが2015年は38億円まで急成長を遂げました。

前年比で3倍くらい、今年は12~20の量を撮影している。3ヶ月先まで予約でいっぱい。

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