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[WBS] サラリーマンがM&A!元日立の新社長は26歳!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

現在、日本にはおよそ380万社の企業があります。

そのおよそ3分の1にあたる127万社ほどが10年以内に廃業する可能性があるといわれています。

そのほとんどが中小企業で、経営者の高齢化を背景とした後継者不足が原因となっています。

こうした中小企業を普通のサラリーマンが買う個人M&Aという新たな動きが始まりました。

有限会社美山精機

短納期のアルミ加工なら京都府京都市伏見区にある美山精機

京都市伏見区。

金属加工業を営む美山精機。

従業員は7人、産業用ロボットのアルミ部品を製造する町工場です。

この会社を経営するのが溝口勇樹さん(26歳)。

実は親から会社を継いだわけではなく、26歳の若さで美山精機を買収したといいます。

溝口さん、元日立の営業マン。

しかし、働き方が大きく変わるいま、就職した当初から独立を考えていたといいます。

大学卒業してすぐ起業という道もあったが、大企業の仕組みを知っておきたいと思った。

会社を買って成功できると思った。

溝口さんが利用したのはTRANBIというM&Aのマッチングサービス。

地域と業種を入力することでさまざまな案件を探すことができます。

そこで見つけたのが3,000万円で売り出されていた美山精機。

買収資金は経営が安定していることから地元銀行の融資を受けることができました。

自己資金を使わず会社を手に入れた溝口さん。

しかし経営はもちろん、モノづくりも初めてです。

そこで取り組んだのが設計図の整理。

以前は納期や個数をすべて手書きで管理していましたが、納品データをパソコンに取り込み伝票を付けるようにしました。

手書きの時は3時間ぐらいかかっていた。

今は1時間なので3分の1になった。

一見、何気ない工夫ですが作業効率は劇的に改善。

生産効率が上がったことで新規顧客の開拓も可能になり、月間売上はわずか3ヵ月で2.5倍になったといいます。

中小企業を自分で経営して生まれ変わらせることにやりがいを感じる。

株式会社日本創生投資

今そんな個人M&Aが注目を集めています。

こちらのM&Aセミナー、月曜日の夜8時にもかかわらずこの盛況ぶり。

その名も「サラリーマンが300万円で小さな会社を買うサロン」。

サロンを主催する日本創生投資の水戸政和社長、投資ファンドの代表として個人M&Aの仕組み作りに取り組んでいます。

例えばこのケースは資金ゼロ。だけど2,000万円の会社を買えている。

大きな会社を買えるか買えないか。

買えるんですよ、うまく金融機関を使えば。

退職後の人生を考える人や独立を考える人、参加者の思いはそれぞれです。

20代女性は、

会社を買いたいと思っている。

300万円だったら全然いける。

30代男性、

個人M&Aの活動はしていたがどう動けばいいか分からない。

なかには宮崎からの参加者も・・・

経営コンサルタントの馬場拓さん(44歳)は、

会社をいくつか持ってオーナーになりたい。

年内には候補を見つけて買いたい。

今回、水戸さんと地元企業を視察し、ビジネスの可能性を探るといいます。

海の家 黒潮

海岸近くに店を構える「海の家 黒潮」。

この日、水戸さんと馬場さんがやって来ました。

オーナーの高野千城さん(69歳)。

16年前、700万円でこの店を購入したといいます。

体がついていかない。

引き継いでくれる人を探している。

海からも近く、夏には1日200人が訪れる人気店。

地元で捕れた新鮮な伊勢海老も名物です。

しかし夏場に売上げが集中し、収入も不安定。

今の時期はご覧の通り。

なかなか買い手もつかないといいます。

例えばウェブの開発をやっている人が閑散期はここで仕事をして、繁盛期は店に出ることもできる。

副業、兼業のイメージで全体としての売り上げを考えていけば。

実はこうした個人営業の店舗にもまだまだ可能性が埋もれているといいます。

有限会社やよい食品

次に訪れたのは食品加工工場「やよい食品」。

社長の吉田博光さん(80歳)。

やよい食品は弁当や惣菜を製造する従業員13人の企業。

地元スーパーへの細かな配送も請け負い、創業以来45年間安定した経営を続けてきました。

そんな吉田さん、8年前に新しい工場を購入したといいますが・・・

娘婿が継ぐと言ったので買った。

ところが息子がやれないと。

以来、新工場は閉鎖中。

引き継ぎ手を探しているといいます。

売値はおよそ2,500万円。

取引先や技術は全部無償で提供します。

若い人がやってくれたらもう少し良くなると思う。

ケータリングなどを増やせばいいと思う。

買い物難民もこの地域は多いと思うので。

水戸さんが手に取ったのは決算報告書。

結構な売り上げがあるんですね。

売り上げは毎月1,000万円。

ケータリングなど新工場を使った新しいビジネスの成長も十分見込めそうです。

ちょうどじゃないですか。

サラリーマンの買える優良企業だ。

視察を終えた馬場さん、個人M&Aに向け手応えを感じたようです。

水戸さんに同席してもらって、企業を見る新しい視点で質問してもらい非常に参考になった。

売り手と買い手をつなぎ個人M&Aの市場を広げたいと考える水戸さん。

サラリーマンの終身雇用もこれからどうなるか分からない。

新しい生き方として中小企業を経営していく。

大廃業時代とあわせた問題解決になると期待している。

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