今回から3日連続企画としていま大きな変化が起きている世界各国の消費の現場の様子をお伝えしていきます。
初回の今回はイギリスです。
最初のワクチン接種を受けた人の数はおよそ3,000万人と国民の半数以上が1度目の接種を終えています。
都市封鎖が解除されたロンドンでは一気に消費活動が活発になってきています。
そこでは日本国内では苦戦する外食大手も動き出していました。
讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺
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新型コロナで15万人に上る死者を出したイギリス。
しかしワクチン戦略などが功を奏し、足元で新規感染者は2,000人を切りました。
ロンドン支局の中村航記者、
ロンドンでは小売店が再開したのですがほとんどの店で行列もできていました。
ロンドンがあるイングランドでは4月12日に小売店やレストランの屋外営業が再開。ロックダウンの反動需要が爆発しています。
イギリス経済は今年7.8%と高い成長を遂げるとの推計も。
経済復活を見越し、新たな施設「ロンドン・リバプールストリート駅」もオープンしました。
先週末には200人以上の長い行列が…
お目当てがイタリア料理の巨大フードモール「イータリー」です。
ピザやハムなど5,000以上のイタリア食品、ワインも2,000種類以上並びます。
こちらは屋内の施設なのでマスクをする必要はありますが、マスクの上からもおいしい匂いがかなり漂ってきます。
外に出られて興奮している。
いろいろな食材もあってとても幸せ。
店内飲食を再開できるようになる5月17日のあとには店内レストランもオープンします。
イータリーのレティ・ナラッチさん、
施設がオープンできることを待っていた。信じられないほどうまく営業できている。
反動需要を掴んだイータリー、その目と鼻の先には日本の丸亀製麺がありました。
7月にロンドン1号店をオープンする予定です。
定番のうどんに加え、動物由来のものを使わないビーガンメニューも展開します。
本川功平さんはオープン準備のため、先月ロンドンに来ました。
実は丸亀は1度目のロックダウンが終わった去年6月末に進出を発表していましたが、感染再拡大で延期が決定。
この間、反動需要を取り込む作戦を練っていました。
11時30分まで日本のライブが映っている。麺を伸ばしたり、ゆでていたり。
店舗予定地の壁を使い、日本の店でのうどんつくりを生配信。
街に繰り出した人に7月のオープンをじわじわと刷り込む作戦です。
緊急事態宣言が続く日本では苦戦が続きますが、丸亀はこのロンドン店を足がかりに2025年度にはヨーロッパで100店舗を展開する計画です。
コロナがあってお客様が来るか心配だったが近隣の行列を見るといいものを出して、アピールをちゃんとしたら…ワクワクする。