アメリカのマイクロソフトのホームページですが、実はこの後、日本時間の0時からあるものが発表されます。

それがパソコンのOS、基本ソフトである次世代のWindowsです。

世界で圧倒的なシェアを誇るウィンドウズだけに各国で注目されていますが、巨人マイクロソフトの牙城を崩そうと今もうひとつのあの巨人が動き出していました。

日本マイクロソフト株式会社
[blogcard url="https://www.microsoft.com/ja-jp"]
1995年に発売されたWindows95。熱狂とともに人々にインターネットの門を開きました。

その後も次々とパソコンの基本ソフト、OSの歴史を作ってきたマイクロソフト。
マイクロソフトのサティア・ナデラCEO、
まもなく、この10年で最も重要なウィンドウズアップデートの一つについて発表する。

この後、また新たな歴史を刻むのでしょうか。
現在の最新OSがWindows10。

秋頃に発売されると見られる次世代Windowsの内容は完全に秘密。

予告ページの窓から差す日差しが11にも見えることからWindows11の発表では、と噂されています。

近いうちに情報共有できることを楽しみにしている。

Windowsの新しいOSの発売に関する噂がある中、パソコン売場にはある動きが…

ビックカメラの近藤直樹さん、
こちらがノートパソコンコーナー。

テレワークも含めて新たに買い足す需要も多くなっている。

去年はテレワークやオンラインでの会議が増えたことで昨年度の国内のパソコンの出荷台数が前の年より12%以上増え過去最高に。

こちらの店ではカメラの画質が高いノートパソコンや片手で持てるほど軽量なパソコンに人気が集まったといいます。
そのパソコンの多くが搭載しているOS、Windows。ただ、価格帯は10万円を超えるものが多くその分、性能が高いのが特徴です。
これまでのパソコン業界は様々なメーカーの製品にマイクロソフトのOSを入れたWindows系とアップルが自社のパソコンに自社のOSをマック系の二大勢力の構図でした。

そこに第三勢力として割って入ろうとそているのが、
「クロームブック」というグーグルが作っているOS。

グーグルが開発したOS、「Chromebook(クロームブック)」です。クロームブックは基本的に作った文書やデータの保存や操作をパソコン本体ではなく、インターネットのクラウドサービス上で行います。

そのためパソコン本体のスペックは比較的高いものは必要なく、Windowsのパソコンと比べると低価格で売られているのが特徴です。

発売当初は10台ないくらいのラインナップだったが、15~20台近くラインナップが増えている。

そういう点でお客様が選びやすいようバリエーションも増え、ピッタリのものが選べる。

今年になりメーカーが新モデルを発表しているので期待度は高い。

クロームブックは価格が安いことから日本でも導入する学校が急増。生徒に1人1台のパソコンを与える文部科学省のギガスクール構想が拍車をかけ、去年国内の出荷台数を伸ばしました。

OSの世界シェアはこれまでWindowsが9割を占め、市場をほぼ独占していましたが、グーグルのクロームは去年、マックを抜いて2位に。

そのグーグルに話を聞くと…
グーグル クロームエンタープライズの鈴木健一統括部長、
おかげさまで全世界で好評。日本はまだこれから。

クロームブックはグーグルがいちから設計し直したパソコン。

アプリやデータの設定はクラウドから更新される設計にした。

クロームブックではデータのほとんどをクラウドで保管するため、パソコンを紛失した時、遠隔で削除することが可能。またパソコンのセキュリティー環境が自動で最新のものに更新されます。

セキュリティーの担保、管理工数の削減という観点からクロームブックを検討するお客様が多い。

特にコロナ禍でテレワークを検討する企業の採用が一層加速している。

大規模にクロームブックを導入したのが菓子メーカー大手のロッテです。

ロッテのICT戦略部、緒方久朗部長、
グーグルクローム導入以前はデスクトップのパソコンを使っていた。

デスクトップから切り替えたい。同時にウィンドウズ7のサポート切れでウィンドウズ10への切り替えが必要。そのタイミングでもあった。

去年1月、全ての社員に対してクロームブック、およそ2,600台を支給しました。

いろいろな場所で働ける環境を作らないと会社としての魅力もなくなる。

さらに導入のきっかけとなったのが業務で使っていたアプリとの連動です。

ワークスペースを使っていたため、親和性の高いクロームブックを選定した。

ワークスペースとは資料の作成やメール、リモート会議など業務に必要なものが1つにまとめられたグーグルが提供するウェブ上のサービスです。

例えば資料を作成するアプリでは複数の人が共同で作業することができます。
実際に使っている社員は、
ブラウザ(ウェブ)上で大抵のことはできる。

端末にデータが保管されていないので壊したり無くしたりしても最悪の危機にならない。

またセキュリティーにかかる費用も少なさも魅力の1つだと話します。

会社で使うためのライセンスは費用をかけてやっている。

コスト的にはワークスペースは安い。

ロッテでは1回目の緊急事態宣言の直前に導入したことも大きかったといいます。
クロームブックに変えたこと、ワークスペースを導入していたことでテレワークでも業務が回せる環境に変えたのは非常に大きな成果。

パソコン業界の主導権争いは今後ますます熱を帯びそうです。