スポンサーリンク

[WBS]中国の牛肉の”爆買い”で日本の店頭価格1.5倍に!?[丸紅株式会社]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

世界的に牛肉の価格が高騰しています。その要因のひとつとなっているのが新型コロナからいち早く経済が回復した中国の存在です。

6月7日に発表された中国の5月の貿易統計は輸出・輸入ともに大きく伸びました。

この結果はわたしたちの食卓だけでなく、世界での中国の存在感に影響を与えるかもしれません。

丸紅株式会社

丸紅株式会社
丸紅株式会社の公式コーポレートサイトです。

東京・練馬区のスーパー「アキダイ 関本本店」。

精肉売場に案内してもらうと・・・

アキダイの秋葉弘道社長、

こちらがアメリカ産の牛肉になる。

「どのくらい高くなっている?」

部位によって違うがアメリカ産のバラ肉は1.5倍くらい上がっている。

このアメリカ産の牛バラ肉は100gあたり198円と去年10月時点の価格と比べて仕入れ価格で2倍、店頭価格は1.5倍になっているといいます。

現在、アメリカ産やオーストラリア産の牛肉は仕入れが難しい状況です。

「仕入れも難しい?」

厳しい。今、出ているのはこれだけ。次はいつ仕入れられるか分からない。

価格交渉もできなければ、特売の交渉もできない。

「これくらいの値段で欲しいんだけど」と卸業者に交渉して入ったら多少並べる程度。

国内の4月のアメリカ産牛肉の卸価格は1年前と比べて6割以上値上がり。特に今年に入って急騰しています。

アメリカの景気回復により消費が増えたことや食肉工場で働く人が確保しづらくなっていることが要因です。

さらにもうひとつ、中国での需要急増です。

去年の牛肉の輸入は212万トンとこの5年で4.5倍に増えているのです。今年に入ってからも17%増えています。

専門家は・・・

丸紅経済研究所のシニア・アナリスト、李雪連氏、

中国は最大の需要国・輸入国になっていて、世界の3分の1ぐらいの量は輸入している感触はある。

世界的な牛肉価格の高騰に大手外食チェーンも頭を悩ませています。

全国でおよそ130店を展開するステーキ・ハンバーグ専門店のブロンコビリー。

売りはオーストラリア産のステーキ肉160gにライスやサラダが付いた1,500円のランチステーキです。

大熊智司記者、

今後このセットの価格が値上げになるかもしれません。

ブロンコビリーの古田光浩総合企画部長、

肉の仕入れ価格の値上がりはある程度は仕入れ担当から聞いていたが、ここへ来て幅がかなり大きくなっている。

ランチで使っているオーストラリア産の牛肉の仕入れ価格が来月には1年前と比べて20%高くなる見込みで、値上げをさけるために産地の変更を検討しているといいます。

価格の安いウルグアイ産にすることで昨年の対比で5%ぐらいの仕入れ価格の値上げで抑えられる。

新型コロナの影響で今年1-3月期の売上高はおよそ25%落ち込んでいます。

消費者離れを防ぐためにも値上げは避けたいとしていますが、

緊急な話なので、今週から来週にかけてウルグアイ産でいけるのであればすぐにでも切り替えたいと考えている。

場合によっては価格の値上げはせざるを得ないと考えている。

南米産の牛肉を確保する動きまで招く牛肉の国際価格の高騰。

その引き金ともいえる中国による牛肉の輸入拡大は今後も注視が必要だと専門家は見ています。

しゃぶしゃぶ文化、火鍋文化がある。柔らかく質の良い牛肉を求める傾向がある。

根強い需要は国際市況に与える要因の中でひとつ大きかなと思う。

中国はいま牛肉にとどまらず穀物などの輸入を一気に増やし、国際市況に影響を与えています。

6月7日に発表された貿易統計でも大豆の輸入がおよそ13%増えています。その背景にあるのは・・・

トランプ前大統領と習近平国家主席の間で火花を散らした米中貿易摩擦。

その交渉の中で中国はアメリカからの農産品などの輸入を日本円でおよそ22兆円増やすことで合意していたことが背景にありました。

合意した金額に対して昨年と足元の結果を見ると全体の6割ほどが履行されている。

履行率で農産品は最も高くて8割ほど。

一生懸命に大豆やトウモロコシ、豚肉や牛肉を買っている。

対立しているかに見える米中間の貿易が国際市況に少なからず影響を与えていました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました