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[WBS] ローカル路線バス 新たな挑戦!全社赤字・・・禁断の手とは?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ローカル路線バスの旅といえば人気番組にもなりました。

各地でバスを乗り継いでゴールできるかが見どころですが、それが難しくなってきています。

全国では毎年1,000km以上のバス路線が廃止されていて、地方では9割が赤字に陥っています。

そんなローカル路線バスの収益を改善し、守ろうという新たな取り組みを取材しました。

九州産交バス株式会社

九州産交グループポータルサイト
九州産交グループのご紹介サイトです。九州産交が熊本の暮らしを支える、バス・観光・食事・レストラン・買い物など,自動車販売,整備,ロープウェー,フェリー,地域商社,広告

地震からの再建が続く熊本城。

その城下町を走るバスにある問題が・・・

利光泰輔記者、

こちら、熊本市役所前にあるバス停ですが、いま来たバスは「熊本電鉄」と書いてあります。一方でもう1台来たバスは「産交バス」、その次に来ているバスは「熊本都市バス」と書いてあります。

さらに驚きの光景が・・・

バスが1台、2台、8台連なっています。

この全てが観光バスではなく路線バスです。

熊本市内で路線バスを運行する会社は全部で5社。中心部ではバスがひっきりなしに走っています。

これだけバスがあれば市民はさぞかし便利に感じているのかと思いきや・・・

不便、同じ時間帯に続けてくるから困る。

同じ時刻に2台来てもったいない。

百貨店の前など乗客が見込める場所にはほとんどの会社が乗り入れていて、4~5台のバスが同時に到着します。

会社間で路線やダイヤ調整をしていないため、後から着いたバスに乗る人はいません。

一方、郊外でバスに乗ってみると・・・

本数はだんだん減ってきた。

以前は10分に1回が15分に1日になり、乗るのに困っている。

利用者の減少とともに減便や路線を廃止せざるを得ない状況になっていて、交通の便が年々悪くなっています。

お客様の取り合いなどの結果、各社の収益性は上がらず、実は市内の5社全て路線バス事業は赤字が続いているのです。

そのひとつ、最大手の九州産交バスはかつてグループ全体が経営に行き詰まり、産業再生機構による法的支援の枠組みを活用しました。

そこに送り込まれたのが当時、産業再生機構にいた秋池玲子さん。

秋池さんにいまのバス業界の現状を聞くと、

バスの運営自体が大きく黒字になることはもはやない。

だからといって赤字だから民間だ、経済合理性で全部やめたでは地域に対する責任が果たせない。

黒字化を果たした九州産交バスですが、現在路線バスで黒字は4路線しかなく、6億円ほどの赤字に。

長距離バスなどの利益が会社を支えています。

そんな中、「バス復権へさらなる挑戦」とは一体?

九州産交バスの森敬輔社長、

路線バスはお客様はわずか5台分なのに10台で走ってる状態。

これを減らせれば、それぞれの社で効率化になる。

それを合理的に分ける方法が出てきた。

共同経営

今年1月、熊本市役所。

会議室に入るとライバルであるはずのバス会社5社のトップが一堂に会していました。

熊本都市バスの髙田晋社長、

共同経営型の事業形態へ移行する。

これまでそれぞれ各社で作っていた運行計画を共同経営で全社共通にします。各社はその計画に沿ってバスを走らせます。

重複する路線の解消やダイヤ調整で運行の効率化を目指します。

さらに運賃プールの導入も検討しています。

運賃プールとは各社の運賃収入を1つにまとめます。

それを運行本数や走行距離に応じて再分配するという仕組みです。

そんな無駄を減らせる共同経営ですが、独占禁止法に違反する可能性がありこれまで出来ませんでした。

こうした状況に政府が動きました。

安倍総理大臣、

乗合バスや地方銀行について認可を受けて行う合併などは独占禁止法を適用しない。

運転免許証の返納などで増える交通弱者の足を守るため、路線バスを独禁法から除外する法案の成立を目指しているのです。

さらに共同経営型が可能になることで全国の路線バスが抱えるもうひとつの問題も解決できるといいます。

それが運転手不足です。全国のおよそ8割のバス会社が運転手不足に悩まされています。

熊本でも運転手不足が急速に進み、2018年度には定員944人に対して45人が不足。

実際に運転手の勤務表を見せてもらうと深刻な状況が・・・

シフトが回らず休日返上して働かざるを得ない状況が続いていました。

休みが5日の月もあった。

休みがあったほうが家族と過ごす時間もとれる。

走り出した路線バスの共同経営。

全国初となる熊本モデルに注目が集まります。

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