自動販売機の売上の推移を示したグラフです。もともと減少傾向にありましたが新型コロナが追い打ちをかけて2020年には大きく減少しています。

こうした中、サントリーはセルフレジという新たな発想の自動販売機で活路を見出そうとしています。

新発想セルフレジ自販機!サントリー「ボスマート」とは
都内にあるゲーム会社「セガサミーホールディングス」のオフィス。

自動販売機の横に設置された棚にはお菓子やパン、カップ麺などが並んでいます。

社員の女性がやって来ました。チーズケーキを手に取ると自販機の購入ボタンを押しました。

前はコンビニに行っていたが、すぐ買えるのでこっちを多く利用するようになった。

この自販機、飲み物の購入だけでなく横にある商品を購入するためのセルフレジ機能を備えているのです。
サントリーが始めた法人向けの軽食販売サービスでその名もボスマート。

自販機の導入企業はおよそ50種類の食品から自由に選べ、仕入れや補充はサントリーが行います。

セガサミーホールディングス 総務本部の春田しのぶさん。
買い物に行く際にエレベーター渋滞に巻き込まれたり少し時間がかかったりする。

時短できるというのが一番喜ばれているポイント。

サントリーは去年からこのボスマートを試験的に運用。

売店が近くにない郊外の企業から特に好評で飲料の売り上げも平均で2割ほど増加したといいます。3月30日からこのサービスを本格展開します。

自販機の市場が縮小していく中、自販機をセルフレジとして活用する新たな発想で需要の拡大を目指します。
サントリー食品インターナショナル YM事業本部の須野原剛部長。
自販機はずっと変わってこなかったという反省を今している。

ガラッと変えていこうということで法人に目をつけてサービスアップしていく。
