年末大掃除の季節になりました。
住まいで一番頭を悩ませるのが収納スペースです。特に季節ものの衣類や家電など、どこにしまうのかということで現在悩んでいる方も多いと思います。
そんな時に便利なのが一時的に荷物を預けられるトランクルームなどの収納サービスです。
その市場規模は2011年度には約455億円でした。それが5年後の2016年度にどうなったかというと、約652円ということで200億円近く大きくなっています。
このように拡大する収納ビジネスで新たなサービスが人気を呼んでいます。
そのヒミツを取材しました。
サマリーポケット(サマポケ)
[blogcard url="https://pocket.sumally.com/"]
稲垣吾郎さん、
気分も新たにすっきりさせて、生活に臨みたいなと思っていた。
都内のイベントで元SMAPの稲垣五郎さんが挑戦したのは荷物を1分以内に箱に詰められるか。
これはある収納サービスのPRです。
SNSを運営するサマリーと倉庫業界大手の寺田倉庫が手を組んで展開するサマリーポケット。
専用の段ボール箱に収納したい服やカバンなどを入れると倉庫で管理してくれます。
基本プランは1箱月300円。
サマリーポケット利用者は、
トランクルームだと自分の足で行かないといけないのがすごく不便。車を持っていないので。
サマリーポケットの特徴
一般的なトランクルームと何が違うのか?
お客様からの荷物を預かる倉庫を訪ねると、送られてきた荷物を次々と撮影していました。
今回のアイテムはサマリー社長の私物です。
預かった荷物を1箱につき最大30点撮影していきます。
お客様がアプリで預けたものを1点1点写真付きで確認、管理する事ができます。
必要になった時は配送料はかかりますが1点ごとに返送してくれます。
さらに寺田倉庫の奥田侑也さんは、
段ボール箱で預けてもらった荷物をお客様が指定してハンガーに吊るして保管するオプションサービス。浴衣とかウエディングドレスとか季節ものの衣類が多くなっている。
箱や洋服などを管理しているこちらの倉庫は24時間空調をかけることで温度と湿度が厳重に管理されています。
この他にも靴の修理や洋服のクリーニングもしてくれるオプションサービスも。
さらにはいらなくなったアイテムをヤフーオークションへの出品代行までやってくれるのです・
2年前のサービス開始以来、数万箱を預かるまでに成長。
アプリのインストール数は10万を超えたといいます。
メリット
そのユーザーのひとり、向井さんは1年前に子どもができ現在は育児休暇中です。
こんなものも預けていました。
仕事用の靴も預けています。
都内のマンションに住む向井さんはサービスを利用することでこんなメリットが。
子どもが生まれる前は夫婦2人の荷物で収納は足りていたが子どもの分がどのくらい増えるか想定できなかった。スペースができて子どもの物を入れられるようになった。
株式会社サマリー
[blogcard url="https://sumally.co.jp/"]
右肩上がりの収納ビジネス。
伸びしろはまだまだあるとサマリーの山本憲資社長はいいます。
伸び率は前年同月比10倍というペース。かなりいいペースでわれわれ自体は成長できているが長いスパンでいうと預かったものを貸せるようにシェアリングサービスをできたらいいなとか、もっと便利にしていけたらいいなと。
株式会社ノジマ
[blogcard url="http://www.nojima.co.jp/"]
一方、家電量販店も収納サービスを手掛けていました。
ノジマでは夏物の家電を預かり、指定した時期に持ち主に返却するというサービスを11月から始めました。
ノジマの恩田隆博さん、
都内はマンションでも狭い部屋などスペースが問題という人もいる。そういったお客様の声を聞いて今回サービスをつくることになった。
例えば今の季節は使わない扇風機などを預かり、また暑くなる季節に戻してくれるこのサービス。
指定サイズの箱1つにつき月額540円で最大7ヶ月預かってくれます。
狙い
このサービスを始めた狙いとは?
家電量販店が預かる概念がなかった。いち早く取り入れることでネットとの差別化や店頭での買い物を楽しんでもらうことを考えている。