今年上半期の日本の農林水産物や食品の輸出が1年前に比べおよそ30%増え、上半期として過去最高額となりました。
背景には一体何があるのでしょうか。

農林水産省
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海外のスーパーに並ぶ日本酒やウイスキー。そして、寿司屋で食べられているホタテ貝を使った海鮮料理。これらは全て日本から輸入されたもの。
日本からの輸出が好調です。

1年前と比べてアルコール飲料の輸出額は1.8倍増加。なかでも日本酒とウイスキーはおよそ2倍近く増加しました。

さらに牛肉の輸出額は2.2倍になったほか、海産物ではホタテ貝の増加も顕著になっています。

野上農林水産大臣。
新型コロナの感染拡大による消費者のニーズに対応し、牛肉や日本酒などで家庭向けの輸出に対応。

アメリカや中国といった新型コロナの影響から経済が回復している国を中心に日本の農産品の需要が高まっているのです。

今年上半期の日本の農林水産物・食品の輸出額は5,773億円と1年前に比べ32%増え、過去最高を記録しました。

年間1兆円超えも視野に入る中、さらなる輸出拡大を図るために農水省は流通施設の整備などを今後進めていくとしています。

