キノシタファーム
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まずやって来たのは大阪府和泉市にあるキノシタファーム。
木下健司さんはミニトマトを作っているニュータイプ農家さん。
東京ドームよりも広い5,000平米というでっかい敷地のビニールハウスの中で栽培している。
「年間売上げはどのくらいなんですか?」
約3,800万円ぐらいあります。
「普通のミニトマトを作っている農家さんは売上どのくらいなんですか?」
同じ面積だと2,000万円ぐらい。
「2倍近い?」
ですね。
そりゃすごい、どうしてそんな売上げになるのか?
近所で木下さんのミニトマトを販売している店に行ってみると…
「木下さんのミニトマトは売れてんですか?」
無印良品の青果チーフ、梶山義之さん、
売れてます。
1日に最高600パック。
「普通のミニトマトはどのくらい?」
1日売れて30パックとか。
がっちりです。
なんと値段は普通のミニトマトのおよそ2倍、100g216円なのに売上げはお店の中でダントツ!
なんで高くてもそんなに売れるのか?
そのヒミツはトマトの甘さにあるという。
年中いつでも糖度8度以上です。
普通のミニトマトの糖度は6度~7度とのことですが、キノシタファームのミニトマトの糖度を計測してみると9.5度。
糖度8~9度ぐらいまでが1番理想的。
実際にスタッフが頂いてみると…
「フルーツみたいな感じがしますね。」
「甘いですね。」
木下さん曰く甘さのヒミツはニュータイプな作り方にあるという。
ビニールハウスの中を見せてもらうとパッと見、変わったところはありませんが実はポイントは足元の方に!
畑なのに土がなくて袋からトマトの茎が出てる!これは一体?
肥料袋に土が入っててミニトマトを栽培する。
これがバッグ栽培という栽培方法。味が良くなる。
木下さんがしているのは畑じゃなくて土が入ったビニール袋でミニトマトを育てるバッグ栽培という方法。
なぜこの栽培方法だと糖度8度以上の甘いミニトマトができるのか?
餅は餅屋という言葉があるように土のことは土のプロに任せようと。
肥料会社からバッグごと購入する形になります。
バッグ栽培の袋の中の土は肥料メーカーが作っていてミニトマトにベストな水はけ具合な土と天然肥料が配合された状態で売っているんです。
さらに!
水の量を調節できる。
トマトは基本的に甘くする要因が水を少なくする。
水分量が少なくなれば自動的に糖度は上がる。
味が濃くなる。
ミニトマトを畑で栽培する場合、ビニールハウスで雨を防いでも畑が地続きなので結局大量の水分を含んでしまう。
でもバッグ栽培だと1袋ごとに分かれているのでトマトの状態や天候に合わせて1つ1つのミニトマトに合わせた量の水をあげることができる。
この水加減をギリギリに絞る調整が農家の腕の見せどころ!うまくやればグーンと甘くできる。
そしてトマトが甘くなる理由がもう1つ。
ストレスを与える。
トマトは土に植えると根が2~3m張る。
畑のトマトと違いバッグの中で根を自由に伸ばすことができないというストレスがトマトにかかると実が甘くなるんです。
実はこのバッグ栽培という方法、新しいミニトマトの作り方として全国に広まりつつあるんです。
キノシタファームはバッグ栽培でがっちり!
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