JR東日本グループが12月4日、未来の駅のサービスを体験できると謳ったスペースを開きました。ベンチャー企業とタッグを組んだこの試みは駅をどのように変えていくのでしょうか?
JR東日本スタートアップ株式会社
[blogcard url="http://jrestartup.co.jp/"]
R東日本スタートアップの柴田裕社長、
未来のエキをぜひ楽しんで頂ければと考えている。。
大宮駅の一画に12月4日、6日間限定でオープンしたブース。
JR東日本グループが支援するベンチャー企業のサービスなどが体験できます。
例えばこちらの店に設置されたロボットアーム。
目の前にカップを置くと、
心を込めて作るので少々お待ちください。
自ら材料を入れて調理していきます。
出来上がったのはミートソースパスタ。
増田洋一記者、
茹で加減も丁度いい。おいしいです。
そしてこちらはケーキが買える自動販売機。
独自のセンサー技術でクリームなどの形が崩れやすいものでも販売することができます。
JR東日本では今年3月、人手不足などを理由に新幹線などでの車両販売を一部終了。
人手不足の中でもお客様を楽しませるために、こうしたベンチャーの技術やサービスを活用しようとしているのです。
JR東日本スタートアップの阿久津智紀マネージャー、
ベンチャー企業が駅やお客様の生活を変える力は非常に大きい。
それに期待して一緒に伴走していくところ。
またこちらのベンチャー企業では…
生け簀から出した魚をシャーベット状の氷の中に投入。
すると15秒ほどでこの通り。
独自の冷凍技術で瞬時に冷凍することで鮮度が維持できるので普段刺身で食べられない魚でも食べることが可能になるといいます。
こうした新技術によって従来なかったものを販売することで駅の新たな可能性を探っているのです。
株式会社QBIT Robotics
[blogcard url="https://www.qbit-robotics.jp/"]
一方、ベンチャー企業としても1日50万人が利用する駅に出店することで開発のスピードを上げられるといいます。
QBITロボティクスのマーケティング担当、中野浩也社長。
実際にお客様に使ってもらわなければ課題や本当のことがみえてこない。
市場に投入するスピードアップにつながると思う。
CBcloud株式会社
[blogcard url="https://pickgo.town/"]
一方、東京駅。
ベンチャー企業を活用して駅の問題を解決する取り組みが今月始まりました。
東京の玄関口であるこの駅の悩みは行き交う人が持ってくる大きな荷物です。
コインロッカーは常に満杯の状態。
特にスーツケースが入る大きなロッカーはなかなか空きません。
「どのくらいコインロッカー探した?」
4ヵ所。全部いっぱい。大きいのから小さいのまで使えなかった。
東京駅では手荷物預かり所を設けていますが、こちらも朝のオープンから1時間ほどで満杯になることも。
そこでJR東日本グループが実験的に始めたのが…
お預かりします。
ベンチャー企業のサービス「ピッグゴー」を使った、その日のうちにホテルに手荷物を届ける取り組みです。
配達先の対象は山の手線内の各駅と東京ディズニーリゾートがある舞浜駅周辺のホテル。
お客様から荷物を引き受けたJRがピックゴーでフリーの運転手に直接配送を依頼しています。
「PickGo」を運営するCBクラウドの皆川拓也本部長、
ホテルに持っていってもらうから旅が長くなり、旅行計画の作り方も変わる。
来年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、国内外の利用客は増える見込み。
JRはこのサービスでコインロッカー不足に対応したい考えです。
大企業では数年かかる新しいプロジェクトが半分以下の時間でサービスを生み出せている。
お客様の課題解決、従業員の働きやすい環境の観点でスタートアップ企業と連携を進めたい。