電車内で忘れ物をしたことがあるという方は多いのではないでしょうか。
JR東日本の2017年度の忘れ物件数はおよそ228万件で、そのうち所有者の手元に戻ったのは3割といいます。

こうした中、JR東日本はより多くの忘れ物が所有者のもとに戻るよう新たな取り組みを始めました。

東日本旅客鉄道株式会社
電車の中に忘れ物をしたという経験。

街の人に聞くと、
定期とかパスケース、名刺入れ。

酔って電車の棚にかばんをのせて降りる時そのまま・・・

なかにはこんな人も、
料理学校に行っているが、コックコートを置いたまま寝ちゃって・・・

「学校で支障は?」
授業を受けられなかった。

忘れ物
JR東京駅のお忘れ物承り所には近隣の46の駅の忘れ物が運び込まれます。

その数、1日およそ1,300件。
全体の件数は3年連続で増加しています。

また動いている電車の中で忘れ物が発生するため一般の忘れ物よりも苦労する点も。
JR東日本の本室晴美さんは、
移動しているところで問い合わせを受けたとき「ここの駅にはいつまでしかない」と案内しかできず、スムーズな引き渡しが難しい。

そんな中、JR東日本が取り入れた新たな取り組みが・・・

松山拓生記者、
駅に忘れ物が届くとこちらの小さなタグから電波を発信して専用のアンテナが受信します。

専用のアンテナからスマートフォンに通知が行くようになっています。

2月18日から本格導入されたこのサービス、乗客はあらかじめ専用のタグを購入し荷物につけておきます。
その荷物が忘れ物承り所に届くと設置された受信機がタグから出る電波をキャッチ。
持ち主のスマートフォンに通知されるというものです。

JR東日本では2月18日、首都圏や新幹線の主要な51の駅でこのサービスを本格導入。
専用のタグは家電量販店やインターネットで購入できます。

MAMORIO株式会社
システムを開発したMAMORIOの泉水亮介COOは、
今後、地方に広げていくほか、商業施設など幅広くカバーしていきたい。

コメント