[WBS] ジャンプ×マガジン!ライバルが最強タッグ?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

少年コミック誌としてお馴染みの「週刊少年ジャンプ」と「週刊少年マガジン」です。

ともに創刊から50年以上が過ぎていますが、今回初めてタッグを組むことが発表されました。

永遠のライバルがなぜ今、手を取り合うのでしょうか?

少年ジャンマガ学園

学校の教室を使った会場に現れたのは週刊少年ジャンプと週刊少年マガジン、ライバル雑誌の編集長2人。

週刊少年ジャンプの中野博之編集長、

ついにこの日が来たというか、漫画界の歴史の1ページに刻まれるような大きな企画。

週刊少年マガジンの栗田宏俊編集長、

一言で言うと「マジか!」。

打倒週刊少年ジャンプでずっと仕事をしてきたので。

2人が公表した共同プロジェクトが・・・

少年ジャンマガ学園が開校になりました。

両社が2ヵ月限定で運営するWebサービス「少年ジャンマガ学園」です。学園という名前の通り、アクセスを22歳以下に限定。

少年ジャンプ、少年マガジンなどに掲載している164作品を第一話から無料で読めます。

長年、少年コミック誌を牽引してきたジャンプとマガジンですが、発行部数は90年代後半をピークに大きく落ち込んでいます。

今回、漫画離れが進む若者層にまずは作品に触れてもらおうという試みです。

今はゲームだったり音楽だったり、いろいろなものがライバルになっている。

同じ漫画というカテゴリーで一緒に戦っていこうということ。

もっと若い子たちに自分たちの漫画を読んでもらいたいという気持ちはずっとある。

お互いがお互いの普段読んでいなかった雑誌を読んで、こんな知らない漫画があったんだって思ってくれるのが一番。

株式会社集英社

少年ジャンプを作っている集英社を訪ねてみました。

週刊少年ジャンプといえば日本一売れている少年コミック誌。

その中でも特別なものを見せてもらいました。

これがジャンプ最大発行部数の号です。

増田洋一記者、

「スラムダンク」に「ドラゴンボール」、「るろうに剣心」に「ろくでなしBLUES」。僕が当時読み込んでいた漫画ばっかりが連載されています。本当に懐かしいです。

1995年に発売されたこの号はジャンプ50年の歴史の中でもレジェンド作品といえるような人気漫画が多数連載されています。脅威の653万部を発行し、その記録は伝説となっています。

しかし、現在では出版不況などの影響でその発行部数は177万部まで激減しています。

紙を読んでもらえれば絶対面白い自信は今でもあるが、漫画を呼んで暇な時間を潰すというのは紙の本を読むだけの時代ではなくなっている。

内容には自信があるので、いろいろなコンテンツとも戦っていけると思っている。

これまでジャンプではドラゴンボールやワンピースなど世界でも人気を集める作品を多数輩出。まさに日本のコンテンツ業界を牽引してきました。

こうした面白いものを作りたいという思いは今も変わらないといいます。

才能のある作家も集まってきている、われわれがしっかりと子どもたちに届くプラットフォームを作れば必ず漫画を読んでくれると思う。

もっともっと子どもたちの話題の中心になりたい。

株式会社講談社

一方の少年マガジン。

編集長の栗田さんが入社した1994年当時、マガジンは勢いに乗っていました。

犯罪が起きたりすると漫画のせいだと、漫画が悪い影響を与えていると言われる時代で、世の中に認めてもらおうとか、漫画をもっと高い地位に上げたいと編集部が燃えていた。

とにかく売り上げが上がり、毎月いい報告ができて、漫画が面白い。

やりがいで言うとものすごくやりがいのある職場だった。

そんなマガジンの歴史的瞬間が・・・

これが週刊少年ジャンプを抜いた週刊少年マガジンの記念号です。

420万部程度売れたと聞いています。

ジャンプに追いつけ、追い越せと切磋琢磨してきたマガジンですが、時代とともに生活が変化。

スマホの登場で娯楽が手軽に手に入るようになり、マンガ業界以外にもライバルが。

とにかくいつでもスマホでアクセスできる状態が生まれた。

テレビを録画してみるとか、映画もゲームも定額制で見られる。

漫画は今まではほかの漫画雑誌がライバルだったが、明らかにほかのメディアそのものがライバルになっているのが近年の状況。

マガジンにとってジャンプとのタッグはより多くの若者を取り込むチャンスでもあります。

若者に注目されるのは非常に重要になっている。

昔のように存在感のある形で生き残れれば。

少年コミック誌の2トップが組んだ今回の取り組み。日本を代表するコンテンツである漫画をさらに発展させると期待しています。

マガジンと組むことは本当に刺激なる。

マガジンからの新しい読者も期待している。

「読者の奪い合いになるか?」

今回タッグを組んだからと言って、お互いの雑誌を面白くしていこうという競争がなくなったわけではない。