
伊藤ハム株式会社
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大阪府内のスーパー「雷雨堺筋本町店」。
ロングセラー研究員がソーセージ売り場で見たのは「ポールウインナー」。
東京では見慣れないが大阪で聞くと、
ロールパンに、これを挟んだのが昼ごはん。
うるさい子供には、これ食わしとけみたいな。
田村和子さん
大阪市在住の田村和子さんの冷蔵庫を見せてもらうと、やっぱりポールウインナーがありました。
なんと、このポールウインナーを卵焼きに巻いていきます。
大阪ではこれが定番なのだといいます。
関西だけで大人気の不思議なロングセラー、ポールウインナーを研究します。
ポールウインナー
ポールウインナーは伊藤ハム株式会社の西宮工場で作られています。
早速、ポールウインナーを食べたことがない研究員が試食してみました。
フィッシュソーセージだと思っていたが、お肉の味がする。
実はポールウインナーの主な原料は豚肉をはじめ、羊や牛の肉。
そこに調味料を加え、よく混ぜ合わせる。
食品開発課の安江辰也さんによると
昔から変わらない味付けでやっている。
肉は目に止まらぬ速さで1本1本、フィルムに包まれソーセージになります。
関西での根強い支持で年間製造本数は1億本。
伊藤ハム株式会社、発展の礎となったロングセラー商品です。
ポールウインナーの歴史
ポールウインナーを作ったのは創業者の伊藤傳三さんです。
昭和の初め、独学でソーセージ作りを学んだ伊藤傳三さんは皮に豚の腸を使ったソーセージを販売し、好評を得ました。
しかし、当時は冷蔵庫が普及していなかったため、すぐに腐ってしまいます。
そこで伊藤傳三さんが着目したのが、飴や薬の包み紙として使われていたセロハンでした。
セロハンを棒状に巻いて、ひき肉を詰めて、両端を糸で縛ってみました。
これが1934年、日本初のセロハンで包んだソーセージの誕生です。
セロハンで包んで日持ちするようになったのが他の商品と大きく違った。
分析1・初めてソーセージをセロハンで包み、日持ちを良くした。
関西で愛される
しかし昔も今も売り上げの9割以上が関西。
それ以外の地域ではあまり売れていません。
この偏りはなぜなのか?
東京には少し後から進出したので、魚肉セーセージなど他商品が多かった。何回やっても販促が進まなかった。
しかし関西の人だけに愛されるのにはもうひとつ理由がありました。
それが、
給食に出ていた。小学校の時。
給食についていた記憶がある。
ポールウインナーは1960~1990年代にかけて関西の小学校の給食に出されていました。
給食で食べたポールウインナーの味が大人たちの記憶に残っているのです。
さらに現代っ子にはこんなCMも。
分析2・子供から大人まで味の記憶を連鎖させた。
親から子へ、さらに孫へのつなぎ手としてポールウインナーの味を記憶しほしい。