株式会社旅籠屋
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茨城県つくば市、国道沿いを走っていると、
「あった!」
次の儲かるお泊りビジネスは「旅籠屋」。
「車でそのまま入って行くんですね。あれ?これもう部屋ですね。外から入れるんだ。」
何だかパッと見はアパートみたい。
旅籠屋を経営する株式会社旅籠屋の甲斐真社長。
旅籠屋はいま全国に58店舗。北は秋田から南は鹿児島まで。年間6~7店舗ずつ増えていますかね。
旅籠屋は1995年に1号店を構え、現在は58店舗を展開。年間売上は17億円と絶好調なんです。
「普通のホテルと違いますね?」
全然違いますね。アメリカにはモーテルが10万軒くらいあって、どこ行ってもアメリカ中にあるんですよ。そういうモーテルみたいなスタイル。
旅籠屋
旅籠屋はアメリカの映画などでよく見かけるモーテルってのと同じスタイル。
作りは基本、どこの宿も同じになっていて駐車場付きの2階建てって感じです。外廊下から部屋に入っていくというシステムです。
一番の特徴はドドーンと2つ並んだクイーンサイズの大きなベッド。
「ベッドの広さには理由があるんですか?」
家族4~5人で泊まる方が多いので、ひとつのベッドにお父さん、お母さんとか親と子どもなんかがゆっくり休めるように。
そして奥にトイレやバスルームがあります。
25m2のゆったりした造り。
1泊の料金は平日で1人だと5,000円。家族4人だと1万円と人数が多いほどおトク!
5歳以下はタダなので週末ともなると家族連れのファミリーが押し寄せます。
お客様の反応は、
でかーい!
想像以上、キレイですね。ベッドが大きい。お風呂もキレイだし。くつろげる感ハンパなーい!
立地場所
でもちょっと気になるのが旅籠屋のある場所。
周りは繁華街でもなければ観光地ってワケでもなさそうです。
しかし、そこに旅籠屋の儲かりのヒミツがあったのです。
周りに一見何もなさそうですけど、車で10分くらい走ると高速道路のICが2つある。
つくば店の周辺には2つのICがあります。
つまりターゲットは車で旅行をする人。だから旅籠屋の立地条件は近くに高速のインターがある国道などのロードサイドっていうのが基本。
「何泊するんですか?」
2泊です。ここをベースキャンプに。
安い旅籠屋に連泊して、ここ拠点に色んな観光地を巡るって使い方も。
サービス
そして旅籠屋にはもうひとつある特徴が。
「サービスをしない」のがサービスです!
それは一体どういうことですか?
泊まるだけなのでホテル内には温泉もなければ、美味しい料理もなければ、娯楽施設も何もないです。部屋があるだけです。
旅籠屋の特徴はいい意味で「ほったらかし」にしてくれるとところ。
料金は前払いなのでお客様は一度チェックインしたら何泊しようが、出入りする時にいちいちフロントを通る必要はありません。
チェックアウトもカギをポストに入れるだけ。
車で直接出掛けられて、帰りもそのまま部屋に戻れるって確かに楽かも。
実際、お客様がどう思っているのか?
サービスがありすぎると小さい子どもだと周りに迷惑をかけたり、そういうので恐縮しちゃうんで。過剰なサービスは求めない代わりに料金の方を求めてる。
社長の狙い通りです。
スタッフ
そして旅籠屋には働くスタッフにも特徴があります。
「お名前は?」
松波です。
松波です。
夫婦で支配人をやっています。
旅籠屋を運営するのは夫婦などの生涯を共にするパートナーの2人。
「一緒に通勤?」
裏に住んでるので。
「住み込み?」
そうですね。通勤1秒。
フロントにはインターホンがあり、普段は家にいて呼ばれたら家から出て行くって感じです。
時間が空いたら、お昼寝とかも出来る。
映画とか見られますし、今始めたのがピアノとかギター。
旅籠屋はお客様にとっても働く人にとっても、
がっちり!
ってワケですね。
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