フォレスト箱根
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神奈川県の箱根。温泉旅館が軒を連ね、山間にはリゾートホテルが建ちあがります。
そんな関東屈指のお泊り激戦区、箱根の温泉郷を登っていき見つけたのは「フォレスト箱根」。
なかなか高級感のあるエントランス。では早速、
初めまして、山中です。
フォレスト箱根を運営する株式会社四季リゾーツの山中直樹社長。
中を案内してもらいます。
こちらがラウンジになります。
箱根の絶景が広がる展望台のようなラウンジ。都会の喧騒を忘れさせてくれる落ち着きの空間。
こちらの部屋がフォレスト箱根で一番人気の部屋になります。
一番人気の部屋はゆったりとくつろげる和室タイプ。部屋付きのヒノキ風呂まであります。
当然、館内には大浴場もあり、天然温泉の露天風呂で疲れを癒やすこともできます。
さらに体育館やカラオケルームなどもあり、各施設が充実。
これは結構いいお値段がするのでは?
宿泊代
「社長、1泊のお値段は?」
オールシーズン1泊、お一人様5,000円。
どの部屋でも共通、週末でもお正月でも変わらず5,000円なり。朝食・夕食付きでも8,000円。
これにはお客様も
安いですね!3連休のど真ん中で5,000円で泊まれる所はなかなかないです。
連休ともなると周りの同じようなホテルが1人2~5万円になるということで、5,000円均一は破格の安さ。
なんでそんなに安いのか?
ヒミツはこれなんですね。
そこには1枚の絵画。この中に何かヒントが隠されているのか?
絵の下でしょうかね。
「いすゞ自動車労働組合?」
こちらの施設は今もそうですけどいすゞ自動車の保養所。
激安のヒミツ
四季リゾーツ激安のヒミツは企業の保養所。
バブル時代、多くの大企業が社員の福利厚生としてリゾート地にこぞって豪華な保養所を建てまくった。
しかしせっかく建てたはいいものを結構空き部屋が多く、豪華な分、維持費もかさみ赤字が続き会社のお荷物に。
箱根だけで170ヶ所の保養所があるらしい。
ひとつの会社のそれぞれの保養所を、みんなが使える保養所にしましょう!と。
山中社長が作った四季リゾーツは企業からタダで施設を借りて維持費の全てを負担。その代わり一般のお客様に部屋を提供して儲けるって仕組み。
ただし部屋の半分はオーナー企業の社員に予約を優先させ、保養所の機能も残しているんです。
この施設は私が伺った話だと建築費は20億円!
この豪華な施設に一般のお客様は安く泊まれる。企業側も保養所を残したまま赤字がなくなる。これはうまいこと考えました。
いまや四季リゾーツは箱根のほか、伊豆や熱海、由布院など名立たるリゾート地に21施設を展開。
売り上げは年間10億円。
まさにムダを宝に変えてがっちり!
ケチケチ大作戦
そして四季リゾーツには、さらなるムダをなくす作戦があるらしい。
題してケチケチ大作戦です。
その作戦を実践しているというスタッフの小林直樹さんのお仕事を追いかけてみることに。
小林さん、カウンターでお客様のチェックアウトを済ませたら、ラフな格好に着替えダッシュ。
やって来たのは客室。ドアにストッパーをかけ、トイレへと向かい便座の電源をオフ。
お客様が出発するとすぐに客室の電源を片っ端から切っていきます。確かにこれで電気代は減りそう。
続いて向かったのは露天風呂。湯船に保温マットでフタをします。こうしてお湯を冷めないようにして燃料代の節約に。
たったそれだけ?と思ったあなた、侮るなかれ、これらの作戦で電気代100万円、燃料代120万円、水道代50万円とここフォレスト箱根だけで年間270万円の節約っていうからバカにできません。
この作戦、実は社長自身の節約大好きな性格から来ているというウワサが。
よく家族が携帯電話の充電器を付けっ放しにしていると、ことごとく抜いていくのが僕の仕事です。
「抜いてなんか言われません?」
「ウザッ!」って言ってます。
めげずに頑張ってください。
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