グランスタ
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7月25日、東京駅の地下街、グランスタの拡大エリアと新たにオープンするグランスタ丸の内が報道陣に公開されました。
どのようなお店が増えたのでしょうか?
店頭を見てみると小物や化粧品などの日用品が並びます。実はオープンした23店舗のうち、約8割の店舗が雑貨やコスメなどの日用品を扱います。
今までのグランスタは弁当や土産物が充実していて、旅行客など長距離移動のお客様をターゲットにしていましたが、「日用品需要」の取り込みに踏み切りました。
JR東日本の子会社の株式会社鉄道会館の堺英明担当部長は
東京駅を生活の中で役立つ施設にしていきたい。
書店の隣にはドラッグストアを併設、お客様からの問い合わせの多かった書籍と薬を一度に同じレジで購入できます。
JR東日本は来年の夏までに30店舗を順次開店予定、日用品需要獲得に意欲を見せています。
グランスタの拡張の理由
なぜJR東日本はグランスタを拡張するのか?
実は駅がある丸の内や八重洲では大規模な再開発が進められていて、働く人の大幅な増加が見込まれます。
三井不動産株式会社や三菱地所株式会社が少なくても6ヶ所で再開発を進めています。その延べ床面積は138万m2余り、東京ドーム1つが丸ごと入るサイズです。
今は駅のそばに立ち並ぶ雑居ビルも10年ほどで高層ビルに置き換わり、街は様変わりします。
グランスタの客層がこれまでの旅行客に加えて、周辺で働く人に大きく広がるとJR東日本は見ています。
東日本旅客鉄道株式会社、事業創造本部の若生直也次長は
東京駅を首都・東京の顔として特に重要な駅の一つ。単に「通過する駅」ではなく、お客様に集まってもらい、ゆっくりした時間を過ごしていただける駅にしたい。
変貌を続ける東京駅周辺、再開発によって変化する消費者のニーズを捉える試行錯誤が続きます。