ゴディバジャパン株式会社
[blogcard url="https://www.godiva.co.jp/"]
今回のがっちりマンデーはGODIVA(ゴディバ)。
ゴディバといえば高級チョコレートの代名詞。
こちら、3個で903円とかなりのお値段ですが、このゴディバがいま絶好調という事を知っていますか?
日本のゴディバの年間売上げは最近グイグイ上り調子。一昨年は7年前の実に3倍、年商400億円。
一体なぜ今、そんなにゴディバなのか?
街行く方に聞いてみると…
おいしくて手頃。
チョコレート以外もおいしい。
お手頃?チョコレート以外?
ゴディバは高級チョコレートの会社のはずなのにソフトクリームやドリンク、そしてコンビニでも儲かっているらしい。
おいしい!
キーワードは高級さと親しみやすさの両立。
謎の儲かりチョコ会社、ゴディバ急成長の秘密を探ります!
ショッピングモールでゴディバがアツい!
お客様の7割が買ってしまう作戦とは!?
やっぱり食べちゃいます。
ゴディバの本拠地ベルギーで巨大チョコレート工場にカメラが潜入!
そこでスタッフが目にしたのは…
驚いたでしょう!?手作業なのよ!
がっちり!
チョコで400億円を売り上げるゴディバの儲かる秘密がチョコッとではなくまるごと分かる30分です!
本拠地ベルギーの工場に潜入!
グングン売上を伸ばしている日本のゴディバ!
その急成長のヒミツをザックリいうと高級感と親しみやすさ。この真逆の2つをうまく両立させているんです。
それって一体どういうことなのか?
まずは高級感を知るためにゴディバの本拠地、ベルギーへ。
日本から飛行機でビビューンと11時間かけて辿り着いたベルギーの首都ブリュッセル。
街を歩いていると、ビジネス街の中にゴディバ。
駅前ホテルの1階にもゴディバ。
そして、
「うわ、スゴい!スゴい!スゴい!」
世界遺産に登録されている歴史的な広場、グラン・プラスにも…
「あった、あった!」
ゴディバがある。
実はここ、ゴディバの本店で、
タイ。
インド。
リオデジャネイロ。
世界中から集まった観光客で毎日賑わっています!
駅前店の副店長、アンドレ・コスタ・フェレイラさんによると、
「GODIVAはブリュッセルの街に何店舗ありますか?」
GODIVAのお店はブリュッセルの中心だけで6店舗あるんだ。
さすがはゴディバのお膝元。ブリュッセルの街にギュギュッと6店舗。
さて、そもそもゴディバは今から93年前、この街で創業者、ピエール・ドラップスさんとルイーズ夫人がチョコ作りを始めたのが始まり。
実はブリュッセルは昔から多くのチョコレート屋さんがひしめき合うチョコ激戦区で街を見てみるとゴディバ以外のチョコレート屋さんもやたらと多い。
なんでも元々金型職人が大勢いる街だったブリュッセル。チョコ作りに欠かせない金型が簡単に作れるということでヨーロッパ随一のチョコの街になったんです。
ガッチリマンデー!!
ブリュッセル工場
そしてそんなゴディバのチョコを作る工場もベルギーにありました。
「あった!あった!あった!」
GODIVAと大きく書かれたGODIVAブリュッセル工場。
取材にやって来たことを守衛さんに伝えてみると…
「チョコっと中を見せて頂きたいんですがよろしいでしょうか?」
よく来てくれたね!どうぞ中に入ってください。
「OK?」
さずがゴディバ、受付では無料チョコでお出迎え!
案内してくれるのは工場長のミリアム・パッペンスさんです。
この工場は100年近い歴史がある。
創業した頃から広くなって今では2万平方メートルの広さ。
街の中に2万平方メートルある歴史ある工場ではマシーンが大量のチョコレートを作ってる!
作ってる!
1日およそ8トンも作っているんです。
世界100ヵ国以上で展開中のゴディバ!
実は売られているチョコレートのほとんどがベルギーのこの工場で作られていて、日本やアメリカなど世界各国に輸出されているんです。
そんなゴディバの高級感に欠かせないのが材料。
チョコレートの原材料カカオやチョコの中に使われるヘーゼルナッツは一級品を使用。
こちらのヘーゼルナッツはトルコ産。国会沿岸の温暖な気候で育ったトルコ産のヘーゼルナッツはサッパリとした甘みと独特の風味が特徴なんです。
さらにもう一つゴディバの高級感に欠かせないものといえば味の複雑さ。
この機械で作っているのは中のチョコを周りのチョコレートでコーティングするといった…
よく見ると1種類のチョコをただ流し込んでいるだけのよう。
実はチョコの注ぎ口が層になっていて、違う種類のチョコを一度に流し込むことが出来るようになっているんです。
なのでこんな感じでいくつかの種類が入った複雑な味が表現可能。
シグネチャー
そしてゴディバの高級感を生み出す最大の秘密がこちらの場所に!
なにやら黙々と作業をしていますが…
お二人の担当は沢山の種類の中でゴディバの代表的な商品「シグネチャー」という種類の羽の模様を作る工程。
どうやって模様を描くかというと…
なんと…
チョコレートをチューブで絞り出し、羽を書いている。
そう、手作業なんです。
さらにこちらのダーツの矢の先で付け根部分を作っていきます。
1人で1日にこなす量は2,000個。
この作業を行うのは工場の中でも数人。
チョコレートが固まらないうちにスピーディーかつ丁寧に模様を描いていくのです。
シャンタル・ヴァングルンデーベークさんは18年間、この作業に携わる方。
「機械になれば楽になると思いますが?」
そうかもしれないけど、こういった手作業がGODIVAの価値を生み出していると思う。
繊細な作業にはヒトの手が欠かせない。
たとえばこちらのチョコの中に入っているヌガティンというヘーゼルナッツ入りのキャラメル、砂糖とヘーゼルナッツだけで作られるため、焦げやすく固まるのも早い。
機械だとヘーゼルナッツの食感が台無しになってしまう可能性もあるので微妙な温度変化を感じながら瞬時にパテで混ぜていくんです。
一気に引き伸ばし、専用のカッターでカット。
使いやすいチップ状にするのも手作業。
シェフ
そして、ゴディバの新商品開発に欠かせない人物がいるといいます。
こちらのコック帽姿のお二人が、
GODIVAのお店に並ぶチョコレートを僕たちがこの工房で開発している。
ゴディバの新作チョコを生み出すシェフ。
この道40年のジャン・アポストルシェフと今年シェフに就任、ノエル・ル・ジューヌシェフ。
実はゴディバには6人のシェフがいて、たった6人で世界中の商品を開発しているんです。
ベテランのジャンシェフは毎年50種類もの新作チョコを生み出すお方。
例えばゴディバ創業90周年を記念した限定チョコ「エジェリノア」はダークチョコレートの中にラズベリーガナッシュが入っていて、ほのかにバラの香りが漂う極上の作品。
ロンドンはホワイトチョコレートの中にストロベリーのガナッシュとスミレのムースが入っていて、春のロンドンをイメージさせる作品。
ジャンシェフはチョコレートの特徴とそれに合うヨーロッパの食材の知識が豊富なんです。
1つの新商品を作るにあたって10種類以上の候補を考える。
シェフたちのスゴさはたった1粒の中に入る違う種類の味を絶妙にまとめる能力。
最大5種類もの材料が入っても最高のチョコレートに仕上げるんです。
「販売の価格は開発において重要ですか?」
もちろんだよ。コストは気を付けないといけない。
お金をかける商品はとことんかけるんだ。
お客様をアッと驚かせる高級感にはコストとのバランスも重要なんですね。
AD大野さん
すると、
「お土産を日本から…」
AD大野さんがお世話になる方々にとお土産を持ってきていたのです。
なにやら色々持ってきていますね。
さらに!
OH~!
チョコレート?
日本で作って持ってきた手作りチョコをプレゼント!
味は…
Bravo!
味は良かったがテンパリングがちょっと足りない。
シェフが言うテンパリングとはチョコ作りにおいて欠かせない温度調節を行う作業。
大理石の上でゆっくりと冷やして、またちょっとだけ温める。
するとチョコレートの粒子の大きさが均一になり高品質なチョコレートになるそうです。
世界的なシェフにチョコ作りのノウハウを学び、
これで来年のバレンタインはバッチリだ!
オーケー!あぁ~センキュー!
ゴディバの儲かるチョコビジネス。次は日本編!後半に続きます!
[blogcard url="https://lovely-lovely.net/business/godiva-2"]
[blogcard url="https://lovely-lovely.net/business/godiva-3"]