最近、急須で緑茶を入れる光景をあまり見かけなくなりました。
いま国内の緑茶の消費量は減少傾向にあります。
その一方で緑茶の輸出額は年々増加して2016年は過去最高の約115億円となりました。
これは海外での健康志向の高まりや和食ブームによるものですが、いま海外市場も睨んだ新たな緑茶製品が続々と登場しています。
フーデックジャパン2017
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79の国の地域から3,000社以上が集まる食品の展示会に来ています。
3月7日から始まった国内外の食品を集めた展示会。今年、輸出向けのお茶の出展ブースの数は2016年の2倍に増えたといいます。
株式会社ビーエッジ
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株式会社ビーエッジのブースでは埼玉県の狭山茶を使った製品を展示しています。輸出向けに少し変わった製品を開発しています。
株式会社ビーエッジの青木秀文さんは、
「食べるお茶」です。
試食した相内優香キャスターは、
サクサクして美味しいですね。後味にお茶の渋味が広がります。
この「食べるお茶」、特殊な製法でお茶特有の苦味を減らしていて料理のトッピングにも使えます。
さらにお茶を使った「抹茶サイダー」。
海外の人にも受け入れられますかね?
そこはチャレンジ。お茶の楽しみ方をどう伝えていくか。
さらに、
緑茶を使ったフレーバーティー。海外向けを目指していたが国内で意外と人気。
海外向けに開発したものが意外に日本でも受けたというのは新しい収穫ですね。
ラベンダーやレモンの香りがする「フレーバーティー緑茶」。国内でも人気が出て予想の2倍近い売れ行きだといいます。
株式会社西出製茶場
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こうしたフレーバー製品はほかにも。
株式会社西出製茶場の西出孝社長は、
ユズやショウガをブレンドした抹茶を新しく作った。
もともと茶葉の販売をしていた株式会社西出製茶場は輸出用にフレーバー抹茶を開発しました。
抹茶とは茶園に覆いをし日に当たらないようにして育てた茶葉を蒸して乾燥させ臼でひいたものです。
台湾から来たというお客様は、
抹茶は台湾でとても人気。味はいいし、健康的だと思われる。
実は海外ではお茶の中でも特に抹茶の人気が高いのです。
ネスレ日本株式会社
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世界最大の食品企業、ネスレの日本法人、ネスレ日本株式会社では抹茶をコーヒー、チョコレートに続く第三の柱として事業戦略を打ち出しました。
ネスレ日本株式会社の高岡浩三社長は、
ネスレと健康、ウェルネスのイメージはなかなか結びつきにくかった。その第一歩をこれから踏んでいこうと、我々が目を付けたのは「抹茶」。
抹茶で「ネスレ」=「健康」というイメージを付けることが狙いです。
すでにキットカットの抹茶味が世界的に知られるヒット商品になるなど国内外での抹茶の人気は証明済み。
カプセル式コーヒーマシンの抹茶もコーヒー味を越す人気で3月からはひとりひとりに合わせた栄養素を加えた抹茶のカプセルの販売も始めました。
スイスの本社も含めてかなり注目されている。おそらくこの5年の中では10~20倍のマーケットに成長させる自信がある。