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[WBS] ユニクロ復活の秘策は?柳井正会長単独インタビュー。

2016年4月10日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

株式会社ファーストリテイリング

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ユニクロなどを運営する株式会社ファーストリテイリング。

2016年4月7日に発表した2016年8月期の中間決算では大幅な減益になるなど厳しい状況になるなど直面しています。

柳井正会長

計画を下回り大幅な減益になる。通期の業績を下方修正する。

株式会社ファーストリテイリングの中間期の純利益は470億円と昨年に比べると半減しました。

通期の見通しも純利益600億円と大幅に下降修正しました。

国内ユニクロ事業

円安による原料高で2年で2度の値上げ。
これにより客足が離れ、さらに暖冬により冬物衣料の売れ行きが悪くなることで追い討ちをかけました。

柳井正会長は言います。

今期の業績からいったら不合格。30点とか。

柳井正会長の単独インタビュー

お客様は値上げを容認できるような懐具合ではなかった。お客様は価格に対してすごく敏感。

全国的に見てお客様の消費マインドは冷え込んだままと語る柳井正会長。

お客様の給与水準が上がらないまま通常価格を低く抑える方向に方針転換しました。

さらに是正したのが中途半端な価格設定です。
値上げで生まれた価格帯が浸透せず、さらなる不振を招きました。

ひとつだけ誤算があったとしたら中間プライスのようなものをつくったのが良くなかった。単純なプライス以外はお客様は受け付けない。

単純なプライス

ユニクロの店内に並ぶのは2,990円や3,990円などの価格です。

店内には「新価格」の文字も並んでいます。
その内容は去年の秋に1,000円から1,290円に値上げしたTシャツが今年に入り1,000円の新価格として販売されています。

価格戦略を迫られたユニクロ。
一転、低価格を打ち出し今後どのように利益を出していくのか?

経営体質の変革

柳井正会長が狙っているのは経営体質の変革です。

今の局面をどう見ているのかの質問に対して柳井正会長は

変わるチャンスじゃないかと思う。今の体質ではダメだと言っていると思う。会社の規模が変わったら組織のあり方や仕事の仕方を変えないといけない。そろそろ、そうしたものを変えろというシグナルだと思う。

柳井正会長は経営システムを変えることでコスト削減につなげようとしています。

会社を変えるためにとの質問の答えは

大会社病。サラリーマン的、何百人もいる大きな組織から小さな組織に変えていく。自分の仕事を全部自分で回して最初から最後まで自分でやる組織に変えないといけない。

株式会社しまむらが好調なことについて

次はうちが好調になる時代。

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