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[WBS]ビットコインが”国の通貨”へ!中南米の小国の”奇策”[エルサルバドル共和国]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

通貨の常識が変わるかもしれません。

日本では円、アメリカではドル、中国では人民元がその国で使える通貨です。これを法定通貨と呼んでいます。

エルサルバドルという国ではアメリカのドルを法定通貨、つまり国の通貨としていましたが、これに加えて世界で初めて暗号資産であるビットコインの採用を決めました。

エルサルバドルを地図で見ると中南米のこの位置にあります。。

面積は九州の半分ほどです。そして人口は東京の半分にも満たないという小さな国ですが一体なぜビットコインを法定通貨にしたのでしょうか。

エルサルバドル共和国

ニューヨーク・クイーンズ。中南米からの移民が多い地区にあるレストラン「リカス・ププサス&マス」。

ププサです。

エルサルバドルの郷土料理、ププサです。肉やチーズをトウモロコシの生地で包んでいます。

手際よくププサをひっくり返すのはこのレストランのイルマ・バルガスさん。10歳のときにエルサルバドルから移り住み、家族とレストランを営んでいます。

イルマさんが毎月欠かさず行っているのが、

毎月のように100ドルをおばに仕送りしている。

毎月100ドル、日本円で1万円ほどをエルサルバドルに住むおばに仕送りしているのです。

アメリカなどへの移民が多いエルサルバドルでは、こうした海外からの送金がGDP(国内総生産)の2割を占めています。

ただ、海外送金は手数料が高いという問題があります。

手数料が8~10ドルくらいかかる。

エルサルバドルの平均給与では1日に稼げるのは8~10ドルほど。

イルマさんがその問題を解決してくるかもしれないと期待を寄せるのが、

ブケレ大統領です。

彼は国民を救おうとしている。国の経済にとってもいいことだと思う。

その大統領が打ち出したのが、

ビットコインを法定通貨にする。

暗号資産のビットコインを国の通貨、つまり法定通貨とする世界初の取り組みです。

そのメリットは大きく2つ。

送金手数料が比較的割安なことと銀行を介さずに送金ができることです。

実はエルサルバドルでは国民の7割が銀行口座を持っていないため送金がより簡単にできるようになると期待されています。

現地は今どうなっているのでしょうか・・・

首都サンサルバドルでホテルを経営する内本研さんです。

ビットコインは世界共通の通貨なのでお金を替えないでいいというメリット。

サーフィンも有名なので魅力的な国として知ってもらえるきっかけになる。

サーフィンの聖地として知られるエルサルバドル。2019年からはサーファーが集まるビーチの一部店舗でビットコインの決済システムを試験導入しています。

現在使えるアメリカドルに加えて、ビットコインも使える国として認識されることでヨーロッパなどの観光客が増えることが期待されています。

ただ、こんな声も・・・

法定通貨にする法案がいいとは思わない。ビットコインの写真も見たことがない。

実はエルサルバドルのインターネット普及率はおよそ6割。ビットコインどころか電子マネーも浸透しておらず、ITインフラの整備が必要となります。

さらに、

ボラティリティ(価格変動率)が大きいので資産を失うリスクがないか疑問。

最大の問題はビットコインの価格変動です。ビットコインは年初から2倍以上に上昇した後、再び年初の水準近くまで減少するなど価格が乱高下しています。

そのため決済に使うにはリスクが高すぎるとの指摘があります。

デジタル通貨に詳しい専門家は・・・

フューチャーの山岡浩巳取締役、

朝「あなたの納税額はビットコイン建てでいくら、ドル建てでいくらです」と言われた場合、日中、ビットコインが値上がりしたらドルに替えてドルで支払おうとするはず。

一方でビットコインが値下がりすれば、そのままビットコインで払おうとするはず。

これが繰り返されると政府の税収が不安定になる。

ビットコインを法定通貨にする動きは他国に広がっていくわけではないだろう。

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