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[WBS]東京都心は36.4℃!猛暑が招いた消費の異変

2022年8月16日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

8月16日も暑い1日となりました。東京の都心では最高気温が36.4度と35度を超えて猛暑日を記録しました。今年の東京での猛暑日はこれで16日目となり年間の過去最多を更新しました。いつにも増して暑さが過酷なこの夏、消費の現場にある異変が起きていました。

東京36度超 猛暑日過去最多!

暑さで売れ筋にも変化

全国的に気温が上がった8月16日、埼玉県熊谷市をはじめ各地で体温を超える厳しい暑さとなりました。都内でも…

田中瞳キャスター

午後2時半をまわったところですが東京駅周辺、温度計を見ると36.6度の猛暑日を記録しています。この猛暑日の中、百貨店ではどのような影響が出ているのでしょうか。

大丸東京店の店内を見てみると多くのお客さんが…

お客さん

大阪から東京に旅行に来てきょう帰る。
冷たいものを買おうと思って、暑かったので。

お客さん

暑いところは避けようと思うが行きたいところがあるから行ってしまう。

行楽帰りの家族連れが多いようですが、この暑さで売れ筋に変化が起きているといいます。

大丸東京店 食品担当
大葉田大マネージャー

刺身もすしも持ち帰りに時間がかかると気にする人は買い控えているのかなと。

暑い中、持ち帰ることを避けるほか、自宅での調理が必要となる鮮魚類は売り上げが減少したといいます。

さらにパン売り場では…

大丸東京店 食品担当
大葉田大マネージャー

暑い日に甘い商品を避けがちになってしまう。
おいしく食べてもらうための工夫。

気温が上がると伸び悩むのがチョコレートやクリームを使った甘い菓子パン類。そこで冷やして食べるドーナツや塩を加えたチョコレートのパンなど暑い中でも売れるよう工夫が求められるといいます。

苦戦する売り場がある一方で追い風を受けているのが惣菜売り場。台所で料理をすると部屋の温度が上がるため調理がいらない揚げ物などを購入する人が多いといいます。から揚げは1.8倍、天ぷらは1.4倍売り上げが増加しました。

大丸東京店 食品担当
大葉田大マネージャー

お客様には安心安全に来てもらい自宅で涼しく食べられる商品をそろえたい。

暑いのにアイスが売れない

気温が上がると消費は活発になるといわれますがこの猛暑で苦戦が強いられている意外な商品がありました。ジェラートです。暑い日には売れそうな気がしますが…

キシフォート
畑洋一店長

販売が2~3割減で収まると思っていたが半分以下になるとは思っていなかった。

3年ぶりの行動制限のない今年の夏はお客さんの数がコロナ前の水準に近づくことを期待していましたが、平日1日のお客さんは5組程度、コロナ前の半分にも満たないのが実情です。

お客さんが少ない理由は商店街の構造にあるといいます。

キシフォート
畑洋一店長

この商店街自体アーケードがないので暑さが直撃してしまうので人手が少ない。

この店では商品の多くが脂肪分の多いジェラートでしたが、お客さんにより清涼感を味わってもらうためシャーベットの新商品も投入しました。しかし…

キシフォート
畑洋一店長

シャーベットを選ぶ人はいるが、この商店街に来る人が少ないのであまり成果はない。

1日の最高気温と消費の関係について第一生命経済研究所の星野卓也さんは…

第一生命経済研究所
星野卓也主任チーフエコノミスト

あまりにも暑すぎると外に出なくなるので旅行とかのサービス消費、外食、買い物とかそういったところの消費も減っていきやすい。
気温が35度を超えると暑くなるほど消費が減るという関係。

星野さんによると最高気温が35度までの場合、気温が上がるほど消費が増えるという傾向に。しかし、35度を超えるとその関係は一転し消費が落ち込むことが明らかになったといいます。

人気の北海道ショップに異変

気温35度を境に需要の明暗が分かれたものもあります。

東京・有楽町にある北海道のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ有楽町店」。北海道の代表的な銘菓や乳製品などおよそ1,200点をそろえ、お盆の最中、自宅などで北海道気分を味わおうというお客さんで賑わっていました。

この猛暑で起こった異変が…

北海道どさんこプラザ有楽町店
佐々木崇店長

暑くなると冷凍商品の魚や肉は売り上げが厳しくなる傾向がある。ここまで暑くなるとは思わなかった。

店を訪ねるお客さんに人気のホッケやサケなどの魚類やジンギスカンやホルモンなどの肉類などの冷凍品は気温が35度を超えた途端売れ行きが鈍化するといいます。

北海道どさんこプラザ有楽町店
佐々木崇店長

保冷剤をつけてもこれだけ暑くなると効果の時間が短くなってしまう。
帰宅の時間を考えるとその前に保冷剤の効果が薄れてしまうということで敬遠する人もいる。

冷凍品を購入するお客さんに聞いてみると…

お客さん

溶けそうなものは選んでいないつもり。保冷剤で大丈夫だろうというものを選んだ。

こうしたお客さんの希望に合わせようと3~4時間持ち運びが可能という保冷バッグを用意していますが…

北海道どさんこプラザ有楽町店
佐々木崇店長

昨年比で見るとプラスになっている商品は少ない。
少しでも涼しさを感じてもらえるような商品を提案していければ。

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