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[モーニングサテライト]【輝く!ニッポンのキラ星】岡山・倉敷市 マスキングテープ製造[カモ井加工紙株式会社]

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地域の奮闘する企業を取り上げる「輝く!ニッポンのキラ星」。

今回は岡山県倉敷市からです。女性を中心に人気を集めるマスキングテープの有名ブランド。人気の秘密は徹底したリサーチにありました。

岡山・倉敷市 マスキングテープ製造

女性に人気 文房具からインテリアまで

職人の街として知られる東京・浅草橋。数多くの専門店が並びます。

こちらはラッピング用品の専門店「シモジマ ラッピング倶楽部浅草橋店」。

1階の売り場の多くを占めているのが女性を中心に人気のマスキングテープ。

たくさんの色とりどりの商品、その数およそ3,000種類。

シモジマ ラッピング倶楽部の蛯名孝枝さん。

幅広い層のお客様に購入されている。

特に20代から40代の女性が多い。

なかでも種類が豊富で根強いファンがいるのが和紙を使用した「mtシリーズ」。

花柄が人気です。

この日はmtシリーズの特別販売セールの初日。お客様が大勢押しかけていました。

限定の柄をゲットしに来ました。

粘着力もちゃんとあるので手帳に貼っても剥がれてこない。

剥がしたい時はちゃんと剥がせるのが魅力。

貼りも柄も違うし、値段もお手頃。

グッドデザイン賞を受賞し、10年以上支持されているこのシリーズを生み出したのはカモ井加工紙という企業。

岡山県倉敷市。1200年の歴史を誇る備中和紙の産地として繊維産業が発展しているこの地にmtシリーズを生み出したカモ井加工紙がありました。

1923年創業で売上高は124億円に上ります。

工場に並んでいたのはさまざまな柄の和紙。マスキングテープが作られていきます。

装飾用のマスキングテープ「mtシリーズ」は愛好家の女性たちからの要望をヒントにこれまでおよそ4,000種類の製品を作ってきました。

文房具屋小物雑貨をおしゃれに飾るアイテムとして重宝されています。

いま力を入れているのはインテリアに使うマスキングテープです。部屋の壁や床に貼って手軽にDIYを楽しむアイテムとして使われています。

カモ井加工紙 営業部の高塚新部長。

壁とかインテリアという用途もありますし、リハビリや介護の分野であったり、学校の美術教材とか教育の用途などに広げていければいい。

カモ井加工紙はもともとハエ取り紙の会社として創業。

ハエ取り紙から工業用テープまで

この天井吊り下げ式のリボンハイトリが大ヒット。

高度成長期を迎えるとハエ取り紙で培った技術を活用し、紙製の粘着テープを手掛けました。

ハエ取り紙は現在もタイの工場で製造。

この粘着技術がさまざまなマスキングテープの開発の土台になっています。

カモ井加工紙の売り上げの85%を占めるのが実は工業用のマスキングテープ。

建物の隙間などに防水性を確保するシーリング工事用。

車両塗装用。

建築塗装用など多岐にわたります。

いま力を入れているのは海外展開。中国や台湾などのアジアだけでなく、ヨーロッパにも積極的に展開しています。

ヨーロッパでは薄くて強度のある和紙テープが人気を集めていて、糊残りがなく、また厚さが0.09ミリと薄いため塗装後の仕上がりが美しいと評判です。

一方、アジア向けがこちら。

キーワードは「かわいい」。輸出先の好みを研究しながら出荷をしています。

海外向けは価格の設定が難しく、ときには国内向けの半分に下げる場合も。

それでも2020年には海外売上高は全体の30%強に達するまで成長しました。

カモ井加工紙 営業部の木村和弘さん。

今後は市場規模の大きなアメリカ、経済発展が見込めるASEAN、東南アジア地域に力を入れていきたい。

ユーザーとの距離を縮める

カモ井加工紙が重要視しているのはいかにお客様との距離を縮めるか。

2012年から始めた工場見学ツアーは多い時で3万人以上の申し込みがあるといいます。

また全国各地でマスキングテープの使い方をアドバイスするワークショップも開催。

ファン作りを進めるとともにお客様のニーズを聞く重要な機会になっているのです。

カモ井加工紙の谷口幸生専務。

ハエ取り紙からスタートして、それが塗装用の養生テープに変わって、今度はmt(マスキングテープ)が装飾用に作られた歴史もあるので、粘着力を活用した商品を作っていくのが一番カモ井らしい。

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