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[がっちりマンデー]儲かる「パン」ビジネス2019!(3)

2019年3月3日

儲かる「パン」ビジネス2019!

株式会社コモ

[blogcard url="https://www.comoshop.jp/"]

皆さん、こういう自動販売機どこかで見たことありますよね。

ボタンを押せば、中の機械がぐいーんと動いてパンが出てきた。

この自動販売機戦略でがっちり儲かっているのがコモっていうパン屋さん。

この自販機、なんと全国で2,500台もあり、学校や公共施設といった場所で大繁盛。

パンの自販機シェアではトップを走っているんです。

そのお味も…

普通のパンと違ってもちもちして美味しい。

美味しい!

こちらも株式会社コモ、年商はなんと55億円。

山崎パンやフジパンなど大手パン業者に次いでパン業界第5位という知られざる儲かりパンカンパニー。

しかし、なぜコモだけが自動販売機でこんなに売っているのか?

どやらそこには秘密があるらしい。

賞味期限

ということでコモの本社を直撃!

コモの木下克己社長、

きょうはわざわざお越し頂きましてありがとうございます。

深々とご挨拶を頂いたのは木下社長。

コモの自販機パンと普通のパンと何が違うのですか?

普通に販売されているパンは賞味期限が3~4日。

コモのパンは賞味期限が35日~60日。

実はコモのパン、とにかく賞味期限が長い。

ある特殊な技術を用いることで賞味期限が通常の20倍もなるロングライフパンなんです。

賞味期限がめちゃくちゃ長く、美味しさが長持ちするため自販機でも売れるワケですが、一体どうやったらそんなパンが作れるのか?

その秘密があるということで案内されたのは…

なにやらものものしい部屋。

この部屋にロングライフパンが長持ちする驚きの秘密が!

パネトーネ菌

パネトーネ菌のマザー室で保管している部屋です。

「パネトーネ菌って?」

イタリアのコモ湖の周辺にだけ存在する天然の菌。

「入ってもいいですか?」

入れません!

この菌を取り扱っている特殊な人だけが入れます。

「今回、特別に…」

ダメです。

「1回だけ。」

ダメです!

中に入るのは一切NGだというこの部屋ですが、こっそり出すのはOKということで、出てきたのは…

これがパネトーネの元種。

こちらが胡も独自の秘密兵器「パネトーネ菌」。

パネトーネ菌はイースト菌などと同じく生地を発酵させてパンをふくらませるための大事な菌で、力強くふくらんでしまうので、それを抑えるためきつく縛り付けているんだとか。

そして、このパネトーネ菌、通常パン生地をふくらませるために必要な水分の量がイースト菌よりもぐっと少ない。

そのためカビが生えにくくパンが傷みにくくなり、長期間の保存が可能になるという。

だからロングライフパンなのに保存料は一切使用していない。

しかし、ここで素朴な疑問…。

こんなにすごいモノならなぜ他の大手パン会社はパネトーネ菌を使わないんですか?

パネトーネ菌は手間と時間がかかる。

パネトーネ菌の保管はかなり面倒。

普通のパンは半日で出来るのに3日間かけたら採算に合わない。

ふくらませるために開発された工業品のイースト菌は1時間程度でふくらむが、パネトーネ菌はもともとふくらむ機能が弱いため発酵だけでも10時間はかかる。

さらに美味しいパンを作るために熟成を繰り返すと3日という時間を要してしまう。

長時間、保管しなければいけないため発酵室はクロワッサン50万個が入る広さ600m3の部屋を用意しなければならない。

そうして焼き上げたパンと通常のパンを比べてみると、じっくりと熟成と発酵を繰り返すため、一般的なパンの断面は気泡のようになっているのと比べ、コモのパンは細かい層がいくつも折り重なった断面に。

これがもっちりとした食感と独特の風味を生んでいるのです。

その独自の技術を磨き業界5位のメーカーに成長したコモ。

今後もますます、

コモのパンはロングライフでがっちり!

[blogcard url="https://lovely-lovely.net/business/isaburo"]

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