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[WBS]ドイツ連邦議会選挙は混沌!「ポスト・メルケル」は誰に?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

今期で引退するメルケル首相の後継を決める連邦議会選挙はメルケル首相が所属するキリスト教民主同盟が過去最低の投票率で第一党から転落し、歴史的敗北を喫しました。

ただ政党ごとの勢力は拮抗していて連立構想が必要なため政権の樹立にはかなりの時間がかかるとみられています。

社会民主党のシュルツ財務相。

われわれの党への支持は政権を変えたいという意見の表れ。

私、シュルツを次のドイツ首相にという有権者の声だ。

26日に投開票されたドイツの連邦議会選挙。メルケル首相の政権で連立を組んできた中道左派の社会民主党が大幅に議席を増やし第一党となりました。

一方、メルケル首相の中道右派、キリスト教民主同盟。

キリスト教民主同盟のラシェット党首。

選挙結果は望ましいものでないとはっきりした。

新たなラシェット党首の指導力不足が指摘され、投票率は伸びず歴史的敗北となりました。

しかし、なお政権樹立を模索する意向を示しています。

史上初の3党連立になるだろう。

われわれは保守として有権者から明確な意思を託されている。

というのも今回の選挙で各党の勢力は拮抗。

社会民主党、キリスト教民主・社会同盟のどちらも過半数を確保するには連立相手が二党必要で第三党に躍進した緑の党などの動きによっては政権を取れる可能性があるからです。

社会民主党は27日に緑の党と企業よりの自由民主党、勢力を伸ばした両党に連立を呼びかけると表明。

どの政党が政権を取るか交渉がスタートしました。

ドイツの首都ベルリンには中村航記者がいます。選挙後の連立交渉の行方は現地ではどのように伝えられているのでしょうか。

ドイツの国会議事堂前に来ています。投開票から一夜明けたドイツの新聞を持ってきました。基本的は連立交渉のことが書いています。

フランクフルター・アルゲマイネは社会民主党もキリスト教民主・社会同盟も両党とも首相を送りこみたがっている。

大衆紙のビルドは見出しを大きく取り、首相をめぐるスリラー、ハラハラ劇と書いています。これは稀に見る接戦だったことと今後の連立交渉が一波乱ありそうだということを示しています。

また数だけを見ると社会民主党とキリスト教民主・社会同盟両党とも第三党の緑の党と第四党の自由民主党を同時に取り込むしか政権を取る方法はありません。

ただ、緑の党と自由民主党の政策はほぼ真逆。過激なほどの環境重視とビジネス重視なので同時に取りこむのは至難の業です。

実際に4年前にもメルケル首相がこの2つを取り込もうとして失敗していました。

ドイツの有権者はこの連立についてどう見ているのでしょうか。

連立をしないで自分が応援している党だけで良いという意見。公共放送「ZDF」のどの連立が好ましいかというアンケート調査では1番人気が17%の投票で社会民主党と緑の党の二党連立。この2つは政策の共通点も多いのですが、この2つの党では過半数に及びません。

過半数に達する上で可能性がありそうな連立の一つが社会民主党と緑の党と自由民主党の三党ですが支持率は7%でした。全体の5位です。有権者が望む連立と実際可能な連立というのは必ずしも一致しないということです。

連立交渉については社会民主党もキリスト教民主・社会同盟もクリスマスまでの決着を目指していますが、前回の選挙でもこの交渉に6ヵ月かかっただけに交渉は先が見通せない状況です。

新型コロナやアフガン問題、対中国、対ロシア政策など課題も山積みのEUからしばらく盟主がいない状況が続きそうです。

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