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[WBS] ハードディスク情報流出!あなたのデータは大丈夫?

2019年12月7日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

納税記録など大量の個人情報が流出しました。神奈川県の行政文書を保存したハードディスクがインターネットオークションに出品、落札され中身が消去されていたにも関わらず、落札者によって復元されていたことが分かりました。

私たちがハードディスクを処分する際にデータを完全に消すにはどうすればよいのでしょうか?

株式会社ブロードリンク

[blogcard url="https://www.broadlink.co.jp/"]

神奈川県の黒岩知事、

誠に遺憾であるとともに県民の皆様に深くおわびする。

神奈川県庁の行政文書を保存したハードディスクが今年の夏にインターネットオークションで売られていた問題。

神奈川県は県庁で使っていたハードディスクを今年の春に交換し、古いものを返却。

ハードディスクの廃棄はリース会社が情報機器会社のブロードリンクに委託していました。

しかしブロードリンクの男性社員がハードディスクを持ち出し、ネットオークションで販売していたのです。

出品されたハードディスクは18個。そのうちの9個の落札者から連絡があり神奈川県が回収しましたが、残りは未回収のままです。

男性社員は出品を認めているものの、「神奈川県庁で使われていたとの認識はなかった」と話しているといいます。

神奈川県はデータの消去作業はしていたものの、ハードディスクの落札者が復元ソフトを使った所、一部が復元してしまいました。

ハードディスクのデータ消去で誰でも簡単にできる作業が初期化・フォーマットです。

画像データなどが入ったハードディスクを初期化すると…

フォルダの中には何もありません。

しかしこれは見た目上の話し。

データ復元ソフトを使ってみると…

初期化だけだとすぐに出てしまう。

こうしたデータ復元ソフトは誰でも簡単に手に入るといいます。

データを完全に消去するには専用の消去ソフトを使うか、穴を空けるなど物理的に破壊する必要があります。

一般的に中古のハードディスクは街の中古ショップで安い価格で売られています。

安藤淳記者、

外付けの2テラバイトのハードディスクが5,000円くらい。

内蔵ハードディスク5テラバイトが7,000円。

試しに中古ショップで売られていたハードディスクにデータが残っていないか調べてもらうと…

AOSデータの菅野善之さん、

ずーっとゼロが続いていますよね。見ている感じだと完全に消されていると思う。

ゼロが並んでいたり、ランダムな文字列が並んでいたり、完全にデータが消去されていたようです。

データが残っていると画像なら画像を示す特定の文字列などがあり分かるといいます。

多くのショップではほとんど消されていると思うが、小さい店舗の場合、消されていないものもあるかもしれない。

最も警鐘を鳴らすのは個人同士の取り引き。

ネットオークションやフリマアプリなどを通じて個人が売る場合、単に初期化するだけではなく、自分で消去ソフトを使って完全にデータを消すことが重要だといいます。

ハードディスクそのものを売買する人も多いがパソコンを売る人の方が多いと思う。

データを確実に消去することをやって売ってもらうと安全。

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