冠水した道路では車が走れないだけでなく、車の中に閉じ込められる危険があります。
こうした事態を最新技術で防ごうと現在開催中の東京モーターショーでは水害対策に力を入れた日本の車が登場。その実力を取材しました。
株式会社FOMM
[blogcard url="https://www.fomm.co.jp/"]
10月24日から開かれている東京モーターショー。
この会場で展示されているのは小型の車です。
こちらはかなりコロンとした可愛らしい車ですね。
こちらは6年前に創業したばかりの日本のベンチャー企業が開発した電気自動車。現在タイのみで販売しています。
フォムの梅山法昭顧問、
ある程度の時間、水に浮くことができる。
こちらはタイの実際の水害現場での映像。
泥水に浮かんだまま、前に進むことができています。
その仕組みは…
フォムの伊藤雅彦専務、
水に浮くため車体に「ボート」と称している樹脂の構造体を入れている。
車の下半分はバスタブのような大きな1枚の樹脂で作られています。
このためドアを閉めて密閉すると車内に水が入らず浮力を得られるのです。
さらにホイールはプロペラの形をしています。
回転させて表面から水を吸い込み、後方に吐き出すことで前に進むことができます。
日本国内では来年春の発売を目指しています。
車が流されて、水が入って車内で命を落とす方がいる。
浮くことによって助かる命はあると思う。