
東京、浅草の雷門から500mほど離れた場所にあるお店には毎週土曜日には約30人が行列を作ります。
お客様のお目当ては食パン。
1日500本焼いても毎日完売します。
早い時には昼過ぎに売り切れてしまします。
お客様は
食べたい一心で並びますね。
こちらのパンをいただき始めると他のパンじゃ物足りなくなる。
一見、普通の食パンになぜ行列ができるのか?
【Pelican】東京浅草の老舗のパン屋ペリカン
[blogcard url="http://www.bakerpelican.com/"]
戦時中の1942年に創業した老舗ベーカリー「ペリカン」。
店長は4代目の渡辺陸さん。
このお店では約60年前に菓子パン作りをやめて食パンとロールパンだけで勝負をしています。
その理由は戦後、浅草に次々にオープンしたベーカリーとの差別化です。
セキネ・ベーカリー
[blogcard url="http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13110040/"]
ペリカンから遅れること5年、浅草で創業した「セキネ・ベーカリー」。
売りは昔も今も菓子パンです。
この日は8種類の菓子パンが並んでいました。
2代目の関根雅之社長は
やっぱり下町だからオールラウンドに甘いパンからいろいろあった方が良い。
ペリカン
ペリカンは60年前、そんな菓子パン競争に背を向けました。
渡辺陸店長は
祖父(2代目)の言葉なんですけど、もし自分に10の力があるなら、それで100を作るよりも力を1つに集中させることでより良いものができる。
食パンとロールパンだけに絞り、極めようと考えたといいます。
そのパンには様々なこだわりがあります。
生地がしっかりしているので目の詰まったパンになっている。
生地をあまり膨らませずに焼きあげるため密度が高く、中がギュッと詰まっています。
だから焼きあがったパンを箱に移すときも重そうな音がします。
スーパーなどで売られている食パンと比べてみると同じサイズの食パンでは約60gもペリカンのほうが重たいです。
食パンの断面からも違いは見て取れます。
さらにその生地には強い弾力があります。
生地が薄くても破れない?
これができてないとダメ。口の中でだま(かたまり)になったり、食べていて歯切れも良くない。
弾力のある生地を作るために毎日気にかけるのが気温です。
きのうより涼しいので水は少なめにイースト菌は多めに。
配合する素材の量を毎日微調整しています。
その生地を職人が絶妙な力加減で成形していきます。
こうしてずっしりとした密度ともっちりとした弾力があるペリカンのパンが出来上がります。
飲食店
ペリカンのパンは浅草界隈を中心に約50店舗の飲食店が使用しています。
フェブラリーカフェの福永真理オーナーは
すごくシンプルでストレートだしプライドを感じるパン。
[blogcard url="http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13143292/"]
このパンを目当てにお店に来るお客様も多いといいます。
すごくソフトできめが細かい。しつこくない感じ。
渡辺陸店長
ペリカンの4代目、渡辺陸店長。
6年前、大学を卒業すると迷わずペリカンを継ぐ道を選びました。
一番の目標は変わらずに、この味でお客様に喜んでもらえること。
渡辺陸店長はこれからもパン本来の味だけで勝負していくつもりです。