
アメリカ経済の状況を示す、世界の注目度の高い最新の雇用統計。10月7日に発表された9月の非農業部門の雇用者数は前の月と比べて26万3,000人増え、市場予想の25万人を上回りました。この結果にマーケットはどう反応したのでしょうか。
アメリカ雇用者数予想上回る
賃金伸び率5%アップ続くも…
午前中から145円をはさんだ静かな展開が続いていた円相場。夜9時半に控えた雇用統計の発表待ちの状況が続いていました。
午後9時半、雇用統計が発表されると円相場は一時1ドル145円30銭台に下落。しかし、その後は昼間と同じ145円をはさんだ動きに。
なぜこうなったのでしょうか。
発表された9月のレジャー・接客業の雇用者数を見ると前の月と比べて8万3,000人増えました。失業率は前の月より改善し3.5%。アメリカの雇用状況は依然としてひっ迫している状況が明らかとなりました。
そしてもう一つ市場が注目していたのがインフレに大きな影響を与えるとされる平均時給です。
平均時給は32ドル46セントに上昇。一方で1年前と比べた平均時給の伸び率は5%で市場予想を下回りました。伸び率は鈍化傾向に。
今回の結果は市場関係者にとってアメリカの今後の利上げの動向が予測しづらいものだったのです。