Googleの「グーグルホーム」のLINEの「クローバウェーブ」などAI(人工知能)を搭載したスピーカーがこの秋に相次いで発売されています。
そんな中、アマゾンは11月8日、海外で数千万台売れているという「Amazon Echo(アマゾンエコー)」の国内販売を発表しました。
どんな機能が搭載されているのでしょうか、気になる実力を体験しました。
アマゾンジャパン合同会社
[blogcard url="https://www.amazon.co.jp/"]
アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長は、
イノベーションである「アレクサ」、そして「エコー」を日本のお客様に届けます。
アマゾンジャパンは日本で人工知能を搭載したAIスピーカー「アマゾンエコー」を発売すると発表しました。
11月8日から予約を受付け1万1,980円で発売します。
Amazon Echo(アマゾンエコー)
大江麻理子キャスター、
こちらがアマゾンエコーです。このアマゾンエコーに搭載されている人工知能が「アレクサ」という名前です。そのアレクサに話しかけると答えてくれるという仕組みになっています。
アレクサ、今日の天気を教えて。
アレクサは、
南平台町では断続的に雨が降っています。気温は18度です。
天気予報やニュースを読み上げたり、部屋の照明や家電を操作がユーザーの音声でできます。
さらにこんな無茶ぶりには、
アレクサ、早口言葉を言ってみて!
なまむぎ、なまごめ、なまたまご!
えっ、もっと早く?
なまむぎ、なまごめ、なまたまご!
私よりうまい…。
今後、通販サイト、アマゾンとの連携を想定し、ユーザーの音声で発注が行われ商品が届けられる仕組みを目指します。
AIスピーカー
アマゾンエコーは2014年にアメリカで発売され、AIスピーカー人気の火付け役となりました。
今回、日本での発売は5カ国目となります。
「日本での発売が今になった理由は?」
アマゾンのシニア・バイス・プレジデント、デイブ・リンプ氏は、
「アレクサ」がいかに日本人として振る舞えるか、教えることに大変苦労して長い時間がかかった。
日本ではアマゾンのほか、グーグルやLINEも10月に相次いで投入するなどAIスピーカー元年の様相を呈しています。
そもそも何故、IT各社は今、AIスピーカーに力を入れているのでしょうか?
「家の家電の司令塔みたいな存在になる?」
今後、より多くのモノがネットにつながると考えているので「アレクサ」はそれらをコントロールする司令塔のような存在になる。
アマゾンと競合する企業も変わった戦略でAIスピーカーの普及を後押ししようとしています。
11月8日、小雨が降る中、東京都内に突如として現れた行列。
グーグルが先月発売した小型のAIスピーカー「Google Home Mini」をPRする期間限定のドーナツショップがオープンしました。
OK、グーグル。「ドーナツ食べたい」を英語で。
I wanna eat donuts.
AIスピーカーを体験するとベルトコンベアから箱が流れてきました。
中に入っているのはドーナツです。
「Google Home Mini」に似せたドーナツを無料で配りお客様に興味を持ってもらおうというのです。
来店したお客様は、
会話をしてみるみたいで未来的だと思った。ドーナツそのままの形で興味がわいた。
そして極稀にこんな演出も…。
「OK、グーグル。今年のノーベル文学賞は?」
カズオ・イシグロです。
通常とは違い音楽が流れてくると、わずかな確率ですが「Google Home Mini」の本体がプレゼントされることがあります。
このショップのオープンは11月13日の月曜日までです。
グーグルはこうしたユニークな試みでAIスピーカーをお客様に体験してもらい便利さを実感してもらいたいといいます。
グーグルの虫賀千絵さんは、
AIスピーカーは新しい製品カテゴリーなので今まで体験したことがない人が多いと思う。実際に手の取ってどうやって動くのか試してもらう機会は大事。
AIスピーカーを巡る各社の戦略が今後も注目されます。